いったいどこの会社が運営しているの?クレカの”提携会社”や “発行会社”や”国際ブランド”などの違い。

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クレコレ(管理人)
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提携会社+発行会社+国際ブランド=クレジットカード

クレジットカードの中には長い名前が付いているものがありますよね。例えば…

・JCB一般カード/プラスANAマイレージクラブ
・ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード・セゾン・アメリカン・エキスプレスカード

など。それは、一枚のカードに、いろんな会社が関わっているからです。

基本的には、これらの会社の名前が全部くっついたものがクレジットカードの名前になります。

ちなみに、”ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード セゾン・アメリカン・エキスプレスカード”が、今のところいちばん名前の長いクレジットカードなんだとか。

窓口のお姉さんは毎回言ってるんでしょうか…気になりますね!

それはさておき、クレジットカードを構成する各会社の違いをココで説明していきましょう。

【1】提携会社=”何か”と発行会社のコラボ

例を挙げると、スマホゲームに別のアニメのキャラが登場することを「コラボイベント」と呼びますが”提携カード”はその仕組みと似ています。

大手銀行などの発行会社と他の会社がコラボレーションして作ったカードが、「提携カード」です。

“何か”の部分は、身近なコンビニやスーパーから、映画館やテーマパーク、航空会社やガソリンスタンド、さらにはスポーツのチームやアニメ作品など、実にさまざまです。

例えば、パルコカードだと…

PARCO(提携会社)+クレディセゾン(発行会社)+VISA/JCB/MasterCard/AMERICAN EXPRESS(国際ブランド)

という感じになっています。

【2】発行会社=実際にカードを作ってる会社

“発行会社”は名前の通り、クレジットカードを発行している会社。

カード会員に対してサービスや優待特典を提供したり、利用明細・請求書を送ったり、カードの発行に関する業務を担っています。

要はこの部分が“クレジットカード会社”といわれるところです。大手銀行や金融会社、例えばクレディセゾンやオリコなどがそうです。

発行会社が直接発行しているクレジットカードもあります!

《Check》発行会社は実はいろいろやってる!

ちなみに、発行会社はクレジットカードの会報誌で提携会社の広告をしたり、Web上でキャンペーン等の告知なども行っています!

手数料をもらっているだけではないんですね。

【3】国際ブランド=お金の決済会社

さて国際ブランドは、クレジットカードの右下などについているマークですが、普段クレジットカードを良く知らない人でも耳にしたことはあると思います。

ジェーシービー(JCB)、ビザ(VISA)、マスターカード(MasterCard)、アメックス(AMERICAN EXPRESS)などなど。

実際この会社がいったい何者なのか!知っている方は多くはないかも。

世界中でクレジットカードが使えるように”決済システム”のサービスを提供している会社=”国際ブランド”

日本が発行した日本のクレジットカードを世界で使うために、国際ブランド(決済会社)は必要不可欠というわけです。

クレジットカード5大“国際ブランド”紹介

国際ブランドの加盟店が多いかどうかも、カードを選ぶポイントの一つ。

他にもいくつか違いがあるので、特長をチェックしてみましょう!

日本のブランド!世界でも使える「JCB」

海外での使用も、普通に海外旅行に行くぶんには問題ありません。

ソマリア沖で海賊と戦ったり、マダガスカル諸島で未確認生物を探す時にはちょっと頼りないですが、エジプトで古代遺跡を観光するぐらいなら、JCBカードで十分通用します。

  • 日本発のクレジットカードブランド
  • 日本国内加盟店最多
  • ステータス感は良くも悪くも“平均的”

東アジアでJCBを使えないというのは珍しいくらい加盟店が多く、国際的な認知度も高いカードです。

VISAやMasterCardと比べると、グローバルな視点では若干の弱みがあるようです。

世界60ヵ所にJCBプラザというサービス窓口があり、加盟店の予約や観光案内の他にサポート業務も行っています。

世界中とにかくどこでも使える!「ビザ(VISA)」

VISAカードが1枚あれば、財布を持たずに海外旅行できるレベル。

ただし国によっては意外と使えないこともあります。「ユーロ圏(ヨーロッパ)ではちょっとだけ弱い」という噂も。

反面、アラスカなどの若干マニアックな国・地域で便利に使えちゃったりすることもあり、「海外旅行を極めると、一周まわってVISAカードオーナーになる」という人も少なくないようです。

国内・海外ともに汎用性が高いので、クレジットカードを一枚だけ持つならVISAを選んでおいて間違いはありません。

  • 国際ブランドの定番中の定番
  • 世界でもっとも使えるお店(加盟店)が多い
  • 特にアメリカ圏で強い

アメリカに本社を置くVISAは、世界で最も使い勝手に優れた国際ブランドとして非常に認知されており、加盟店の多さからもVISAがあればクレジットカードの支払いで困るということはまず無いでしょう。

最初にクレジットカードを持つとしたらVISAを選ぶ人が多いのも納得できます。

ヨーロッパに強い「マスターカード」

VISA並みにどこでも使えます。ユーロ圏(ヨーロッパ)に加盟店が多いのも特徴です。

が、それ以外の地域でもなんだかんだで使えちゃったりと、ちょいちょい器用なブランドです。

しいて言えば、日本国内ではJCBのほうがやっぱり強い!海外旅行用のサブカードとして装備するほうがオススメです。

  • VISAと並ぶ定番ブランド
  • 世界中に加盟店が多い
  • 特にヨーロッパに強い

VISAと同じアメリカの会社で世界的なカードブランドですが、MasterCardはVISAよりヨーロッパにおける認知度が高いと言われています。

ヨーロッパではそれだけMasterCardが広く利用されているということです。

高ステータス&遊び心「アメリカン・エキスプレス」

「アメリカン・エキスプレス」通称”アメックス”は、『T&E(トラベル&エンターテイメント)カード』とも言われる国際ブランド。

とにかく旅行やエンターテイメント(劇場、映画、レストラン、ホテルなど)での優待サービスが抜群に充実しています。

どのくらいスゴいかといえば、他のブランドでは「プラチナ」級の優待が、アメックスだとゴールドで使えちゃったりするぐらい。

まさに、セレブ界へのパスポートと呼べるブランドです。

  • セレブ感抜群で優待特典もオトクなものが多い
  • 旅行やエンタメに強い
  • JCBやVISAに比べると加盟店が少ないが最近は増えてきた

最上級のカードなら「買えないものがない」と言われたくらいですから、そのブランドイメージの高さがうかがえます。

世界中で使えるトラベルサービスを持ち、特に富裕層を魅了してやみません。

誰もが一度は持ってみたいのがアメリカン・エキスプレスというカードブランドです。

アメックスと並び立つ高級感&食事特典「ダイナース」

人によって意見が分かれる部分だと思いますが、ステータス感が抜群なのは確かです。

もともと「最上級のディナーを」という意味合いで「ダイナース」と名付けられた国際ブランド。

なので、レストランやグルメに強いのが特長です。そのかわり加盟店は少なめで、使える場所も限られてきますが…。

国内でも海外でも、お出かけの食事にこだわりたい方なら、ダイナースを一枚持っておくといいですよ。

  • 超かっこいい(※個人の感想です)
  • 加盟店はちょっと少なめ
  • 高級レストラン系に強い
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