キャッシュレス決済で最大5%還元!消費者還元事業を理解して増税に備えよう

2019年10月1日より、街中に立っている赤い旗がある店舗でカード払いや電子マネーで決済ですると最大5%の還元を受けられる「キャッシュレス・消費者還元事業」が始まりました。

ややこしいので仕組みを簡単に解説します!さらに最大の還元率を増やす方法も教えちゃいます
書いた人
クレコレ(管理人)
クレカLOVE女子!所有クレカは50枚以上!メインカードはセゾンプラチナビジネス。いつも1.25%還元でポイントとマイルを貯めてます。

概要

一言でいうと
  • 消費者還元事業の対象店舗で、キャッシュレス決済で商品代金を支払うと5%還元または2%還元を受けられる制度です

キャッシュレス決済とは、クレジットカードやデビットカード、電子マネー、コード決済など、その場で現金を必要としない決済方法のこと。

詳しくはこちら(経産省公式サイト)

さっそく実際に現金とクレジットカードで、同じ商品をコンビニで買ってみた

100円のお茶を購入すると…
  • 左が現金…合計108円
  • 右がクレジットカード払い(キャッシュレス)…合計106円

カード払いするだけで2%安くなっています。現金払いすると、その都度2%多くお金を払うことになり損してしまうことになりますよ。

実施期間

2019年10月~2020年6月(9か月間)

例えば、期間中に対象店舗で100万円使うと…5万円返ってくるということに!

この制度、店舗側にもキャッシュレス決済の端末費用や加盟店手数料の一部を国が補助してくれるメリットがあるんですよ

還元対象の店舗の条件

  • キャッシュレス決済に対応していること
  • 中小・小規模店舗であること
  • 店舗にキャッシュレス還元対象店舗を示すシールが貼ってある

基本的な条件は上記の3点です。

例えばコード決済には非対応でもクレジットカード払いに対応していればOK。現金取り扱いのみの店舗は対象外です。

還元率は店舗によって異なる

還元率は5%または2%店舗の規模によって異なります。ここがちょっとややこしい。

店舗別の還元率
  • 大規模店舗……0%
  • 中小・小規模店舗……5%
  • フランチャイズチェーンに加盟している中小・小規模店舗……2%

大規模店舗とは、ユニクロやビックカメラなどいわゆる大企業のお店のこと。キャッシュレス決済しても支払い分の還元はありません。

中小・小規模店舗でキャッシュレス決済することで5%の還元を受けられます。セイコーマートが公式サイトに乗せているレシートのイメージを見てみるとこのような感じ。


セイコーマート公式サイト

ただしコンビニなどでは直営店とフランチャイズ店で扱いが異なるので注意。

  • 直営店……本社に属する大規模店舗となるため0%
  • フランチャイズ店……個人オーナーが経営する中小店舗となるため2%

本来直営店は対象ではありません。

しかし消費者の混乱を防ぐ目的で、コンビニ本部が直営店分の2%を負担してフランチャイズ店と一律にする動きがあります。

大手通販サイトでも似た事象があります

Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングが該当します。これらの通販サイトはいずれも大手。

ですがあくまでも出品者が中小店舗であれば還元と対象になります。

例を出すと、Amazonで還元を受けようとした場合、販売元がAmazonなら対象外、販売元中小店舗なら対象、といった具合です。

ややこしいですね

対象店舗には下のようなロゴが表示されるので、不安な場合は探す必要があります。実店舗ならレジ周辺、通販サイトならサイト内のどこかに表示されているはずです。

お店に行く前に、事前に還元の対象店舗かどうか調べることもできます。

現在は地図画面上に対象店舗を表示する検索サイトと、iPhone・Android用地図検索アプリが公開されています。

検索サイトiPhone用アプリAndroid用アプリ

地図から対象店舗を探して、比較検討できるようになったので便利です。

以前は対象の6,000店舗がリスト化されたPDFファイルを公開していましたが、あまりに探しにくくサイズも重いため超酷評でした。

主要な決済サービスはほぼ全てが対象

主な決済サービスは還元対象になっているので、普段使用しているサービスを利用すれば大丈夫ですね。

ただし店舗によっては制限が

店舗によっては還元の対象となる支払い方法が限定されていることがあります。

例えばYahoo!ショッピングでは、

  • クレジットカード払い
  • PayPay残高払い
  • デビットカード決済
  • Yahoo!マネー/預金払い
  • 代金引換(商品代引)
  • キャリア決済(携帯電話料金合算支払い)
  • モバイルSuica
  • コンビニ決済
  • ペイジー

など、実に多くの支払い方法に対応していますが、還元対象となる支払い方法はクレジットカード払いまたはPayPayの2種類のみです。

ちなみに代金の一部をTポイントで支払うこともできますが、Tポイント利用分は還元対象外になります。

還元対象外の商品に注意

店舗も決済サービスも還元対象だったとしても、以下の商品の場合は還元されません。

  • 金券類
  • 自動車
  • 住宅
  • 公営ギャンブル
  • 収納代行サービス
  • 給料

今すぐにやっておくべきこと

どの決済サービスが利用できるかは店舗によって様々ですが、クレジットカード1枚と交通系電子マネーを1つ設定しておけば困ることはあまりないです。

「クレカ非対応」で「交通系電子マネーのみ対応」という店舗は結構みますが、「交通系電子マネー非対応」という店舗は少ないですからね。

クレコレのおすすめは
  • セゾンプラチナビジネスカードモバイルSuicaの二刀流

モバイルSuicaはJR東日本だけでなく全国の鉄道、バス、コンビニ、キオスクなど多くの店舗で利用可能になっているため非常に利便性が高いです。

しかもセゾンプラチナであればSuicaへのチャージに対してポイントが貯められるので

  • モバイルSuicaにチャージする時にもらえるセゾンプラチナのポイント
  • キャッシュレス・消費者還元事業の2%または5%分の還元

いいとこどりができるというわけです。

しかもモバイルSuicaは2019年10月1日から、JR東日本エリアなら切符代や定期代に対して、最大2%のポイント還元が受けられるようになりました
TOP