アメックスの一部提携カードで、国税支払い時のポイント還元が改悪されました。
詳しい改悪の解説と、最大1.25%で納税する裏技を紹介します。
改悪の内容
→国税お支払いに伴う加算ポイントに関するお知らせ|公式サイト
表にするとこんな感じです↓
2023年12月31日まで | 2024年1月1日以降 | ||
---|---|---|---|
300万円以内の利用 | 300万円を超える利用 | ||
ヒルトン・オナーズ アメックス | 200円=2ポイント | 200円=2ポイント | ポイント加算対象外 |
ヒルトン・オナーズ アメックス・プレミアム | 200円=3ポイント | 200円=3ポイント | |
ANAアメックス | 200円=1ポイント | 200円=1ポイント | ポイント加算対象外 |
ANAアメックス・ゴールド | |||
ANAアメックス・プレミアム | |||
デルタ スカイマイル アメックス | 200円=1マイル | 200円=1マイル | ポイント加算対象外 |
デルタ スカイマイル アメックス・ゴールド |
ポイント還元率自体は下がっていません。
なので300万円以内の支払いには今まで通りポイントが貯まります。
Marriott Bonvoy アメックスカードは2023年1月1日にも改悪があったため、このようになります↓
2023年12月31日まで | 2024年1月1日以降 | |||
---|---|---|---|---|
500万円以内の利用 | 500万円を超える利用 | 300万円以内の利用 | 300万円を超える利用 | |
Marriott Bonvoy アメックス | 200円=2ポイント | ポイント加算対象外 | 200円=2ポイント | ポイント加算対象外 |
Marriott Bonvoy アメックス・プレミアム | 200円=3ポイント | 200円=3ポイント |
今回の改悪でポイント付与の上限金額がさらに下がった形になります。
2022年12月31日まではMarriott Bonvoyアメックスカードもポイント付与の上限金額はありませんでした。
→【Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス提携カード】国税お支払いに伴う加算ポイントに関するお知らせ|公式サイト
これらのカードで税金を支払う時は300万円以内に留めた方がいいです。
本家アメックスは改悪の対象外
今回の改悪の対象になるのは一部提携カードです。
今のところ、本家アメックスカードは国税支払い時のポイント付与上限はありません。
ただし本家アメックスカードで納税するのは損
本家アメックスカードは、税金や年金の支払いではポイントが通常の半分しか貯まりません(200円で1ポイント)。
国税の支払いには不向きです。もっと還元率の高いクレカを使うべきです。
国税の支払いはどのクレジットカードがおすすめ?
私はこのセゾンプラチナビジネスを使って納税してます。
税金のスマホアプリ納付は、任意のPay払いで税金が払えるサービスのこと。
スマホアプリ納付なら決済手数料もかからない
国税の場合、決済手数料はこのように決められています。
例えば10万円の国税をポイント還元率1%のクレジットカードで支払った場合、決済手数料はこのようになります↓
クレジットカード納付の場合 | スマホアプリ納付の場合 | |
支払った国税の金額 | 100,000円 | 100,000円 |
クレジットカードのポイント(1%還元) | 1,000円相当 | 1,000円相当 |
決済手数料 | 836円 | 0円 |
合計 | 164円お得 | 1,000円お得 |
なので、決済手数料が無料になるスマホアプリ納付がおすすめなんです。
Amazon Payの利用がおすすめ
支払いに使えるスマホアプリは複数ありますが私はAmazon Payで納税することが多いです。
Amazon PayではAmazonギフトカードを使って国税を支払えます。
手順としては、このような流れになります。
- クレジットカードでAmazonギフトカードを購入【重要】
- Amazonのアカウントにチャージ
- Amazon Payで使って国税を支払う
このAmazonギフトカードを購入する時にクレジットカードのポイント還元が受けられます。
なので還元率はセゾンプラチナビジネスの場合最大1.25%です。
※1永久不滅ポイントを最大5円相当のアイテムと交換した場合
ですがAmazon Payは上限金額の設定が緩いので高額納税する時は便利なんですよー!
他のクレジットカードでも税金支払い時の還元率が悪化してる
アメックスカードだけでなく軒並み還元率が下がっています。
ラグジュアリーカード | 2024年4月6日以降ポイントの付与条件が変更 ・請求月に獲得ポイントの半分が付与 ・残り半分は毎年4月6日~翌年4月5日の税金以外のカードショッピング利用合計金額が、税金の利用合計金額の3倍以上で6月に付与 |
楽天カード | 500円利用につき1ポイント貯まる(0.2%還元) |
総合的に比較すると、国税の支払いではセゾンプラチナビジネスがお得です。
税金の支払いもスマホアプリ納付のルートも生き残ってるので、私は今後もセゾンプラチナビジネスを使って納税する予定です。