クレジットカードの受け取りに必要な書類を解説します。
クレジットカードを受ける際に必要な書類は?
クレジットカードの受取方法には、主に店頭での手渡しと、郵送で自宅に配達される2通りがあります。
どの方法でクレジットカードを受け取るかによって、提示する書類が変わるので注意が必要です。
店頭で受け取るの場合の必要書類
入会審査に通過した後は、指定のカード発行窓口で書類を提示してカードを受け取るという流れになります。
必要書類はカードによって異なり、例えばセゾンカードの場合だと以下の4点が必要になります。
- 16桁の受付番号(受付完了メールに記載)
- 本人確認書類
- キャッシュカードや通帳など引き落とし口座番号がわかるもの
- 引き落とし口座のお届け印
この内、本人確認書類として使える書類には一定のルールがあるのでよく確認しておくこと。
1点で受け取れる本人確認書類は以下の通りです。
- 運転免許証または運転経歴証明書(平成24年4月1日以降に交付されたものに限る)
- パスポート
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 個人番号カード
- 住民基本台帳カード(写真付)
- 障害者手帳
各種健康保険証を使う場合は、以下のうちいずれか1点を加え合計2点の本人確認書類を提示する必要があります。
- 印鑑登録証明書(発行日から6ヵ月以内)
- 戸籍謄抄本(発行日から6ヵ月以内かつ戸籍の附票の写しを添付)
- 住民票の写し(発行日から6ヵ月以内)
- 国民年金手帳
- 児童扶養手当証書
- 特別児童扶養手当証書
- 母子健康手帳
- 公共料金の領収証書(発行日から6ヵ月以内で本人名義に限る)
- 社会保険料の領収証書(発行日から6ヵ月以内で本人名義に限る)
- 国税・地方税の領収証書または納税証明書(発行日から6ヵ月以内で本人名義に限る)
本人確認書類の内容(氏名・生年月日・住所)が申し込み内容が異なる場合は、カードを受け取れない点に注意!
郵送で受け取るの場合の必要書類
クレジットカードが郵送される場合、簡易書留や本人限定受取郵便などで配達されることが多いです。
セゾンカードの場合だと、申し込み方法によって郵送方法が変化します。
- 書面での申し込み…簡易書留
- ネット申し込み…本人限定受取郵便
郵送方法によって受取の際に必要となる本人確認書類はかなり違ってきます。
簡易書留の場合
簡易書留でクレジットカードが送られてくる場合、本人か本人の家族が受け取れば大丈夫です。
ただし原則として「本人もしくは家族に手渡しすること」となっているので、不在時は再配達を依頼することになります。
ポストや宅配ボックスに投函されることはありません。
本人限定受取郵便の場合
事前に受取日付や受取場所を指定して免許証などの所定の本人確認書類を提示して受け取ることになります。
家族が受け取ることはできませんし、転送もできません。
本人限定受取郵便とは
本人限定受取郵便(別名:特定事項伝達型)とも呼ばれ、受け取り時に受取人本人が所定の本人確認書類を提示することで郵便物を受け取ることができる、という郵便サービスのことです。
親族や同居している家族であっても代理受取はできない決まりになっています。配達時に本人が在宅していなければ、不在扱いとなり再配達されます。
2020年4月1日に法改正あり
2020年4月1日に「犯罪による収益の移転防止に関する法律施行規則」の一部改正が予定されています。
つまり、健康保険証など顔写真のない身分証明書は、本人限定受取郵便を受け取るための本人確認書類として利用できなくなることになります。
本人限定受取郵便で本人確認書類として使えるもの
- 旅券(パスポート)
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 外国人登録証明書(在留の資格が特別永住者のものに限る)
- 運転免許証
- 個人番号カード(個人番号カードとみなされる写真付き住民基本台帳カードを含む)
- 官公庁がその職員に対して発行した身分証明書で写真付きのもの
- 運転経歴証明書(交付年月日が平成24年4月1日以降のものに限る)
- 公の機関が発行した資格証明書で写真付きのもの(療育手帳、身体障がい者手帳等)
本人限定受取郵便でのクレジットカードの受け取り方法は、自宅へ配達してもらうか郵便局まで取りに行くか選ぶことができます。
まとめ
クレジットカードの受取に必要となる書類は受取方法によって変わるので注意が必要です。
特に本人限定受取郵便で郵送される場合は、受取するための本人確認が厳格になっているので、最悪カードが受け取れない、という状況に陥りかねません。