個人事業主や経営者に嬉しい機能や特典がついた事業特化のクレジットカード「freeeカード」が3種類あることをご存じでしたか?特徴と注意点をまとめました。
freeeカードとは?
法人・個人事業主向けの会計ソフトfreee株式会社とクレジットカード会社が共同開発した事業用のカードです。
起業直後の会社や個人事業主でも本人確認書類だけですぐに申込ができます!
現在、3種類のfreeeカードがあります。
- クレディセゾンと共同開発した「freee セゾンプラチナビジネスカード」
- 三井住友カードと共同開発した「freee VISAカード」
- ライフカードと共同開発した「freee MasterCard」
共通の特徴
既存カードの特典はそのまま、freeeのオリジナル特典をプラスしているので目的に応じて使い分けのしやすいカードになっています。
freee セゾンプラチナビジネスカードの特徴
当サイトでおすすめしてるセゾンプラチナビジネスカードにfreeeの優待特典がついたもの。
会計ソフトfreeeのデータをクレディセゾンに連携し、財務状況やカードの利用状況に応じて自動で限度額を調整してくれる機能があります。
セゾンプラチナビジネスカードには、旅行や出張を快適にする便利なサービスが盛りだくさん!
特に他の2枚のカードと異なり、プライオリティパスへの登録が無料になります!
140以上の国や地域で1,300ヵ所以上の空港ラウンジが利用できるのはセゾンプラチナビジネスの強みです。
また、一般的なカードよりもポイント還元率が高い上に2種類のポイントが貯められる点にも注目。
年会費は20,000円と3枚の中では最も高額ですが、一般的なプラチナカード(年会費10万~13万円)と比べると圧倒的なコスパです。
注意点
freee特典は少なめ
セゾンプラチナビジネスの特典が充実している分、freeeカードのオリジナル特典は他2枚と比べてやや手薄。
とはいえ、プラチナビジネスカードの特典の実用性を考えると大した問題ではないです。
財務状況によっては限度額がさがる
クラウド会計ソフトfreeeのデータを連携して限度額を調整するのが特徴のカードですが、財務状況が悪ければ限度額が勝手に下がる場合も。
freee VISAカードの特徴
freee VISAカード
freee VISAクラシックカード
ベーシックな法人カード三井住友ビジネスカード for Ownersを事業用にカスタマイズした使いやすいクレジットカード。
三井住友カードの豊富なビジネスサービスはそのまま、freeeのオリジナル特典が付帯されています。
他のカードと異なり、福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」を特別価格で利用できます。
2年目以降の年会費は750円(WEB明細書登録を利用しない場合は1,250円)ですが、年間50万円利用すれば翌年の年会費が無料になります。
freee VISAゴールドカード
個人事業主向けの三井住友ビジネスカード for Ownersゴールドの金額要件などを事業用にカスタマイズしたクレジットカード。
クラシックカードにも付帯されていた福利厚生サービスの割引特典に、旅行保険と空港ラウンジサービス加わっています。
良くも悪くも普通のゴールドカードといった印象です!
2年目以降の年会費は10,000円(WEB明細書登録を利用しない場合は1,250円)ですが、年間50万円利用すれば翌年の年会費が5,000円になります。
注意点
年会費割引特典「マイ・ペイすリボ」に注意
50万円利用しなくても年会費が無料、割引価格になる特典があります。
「マイ・ペイすリボ」に申し込んで、年1回以上リボ払いをすることが条件ですが、リボ払いの仕組みが分かっていない方が利用すると大惨事になりかねません。
ポイント還元率が標準値
ポイント還元率が0.5%~1.0%と、高額決済で大量のポイントを貯めやすい法人クレジットカードのうまみが薄くなっている点がデメリットです。
ポイントの有効期限がある
一般的に還元率0.5%のカードはポイントの有効期限が5年と長く設定されているのが普通ですが、三井住友カードの場合は2~3年間と有効期限が短い点に注意。
利用限度額が低い
クラシックカードの利用限度額は最大でも150万円となっているので、経営者には使いにくいカード。
freee MasterCardの特徴
freee MasuterCard
freee MasterCardライト
決済機能が使えるだけの超シンプルなライフカードビジネスライトにfreeeのオリジナル特典がついたコスパ重視のクレジットカード。
カードのスペック自体も低いので、審査はかなり柔軟だと考えられます。
注意点
ポイント付与なし
freee MasterCardライトはカードを利用してもポイントが貯まりません。
高額決済で大量のポイントを貯めやすい法人クレジットカードのうまみが完全になくなっているので、大きすぎるデメリットです。
付帯保険なし
一般的なビジネスカードにはついている海外・国内旅行の付帯保険がついてません。
出張が多い方は、いちいち保険を契約する手間やコストがかかるので、他のカードと比べてデメリットとなります。
空港ラウンジサービスなし
一般的なビジネスカードにはついている空港ラウンジサービスがついてません。
freee MasterCardライト ゴールド
コンパクトな法人ゴールドカードとして紹介したライフカードゴールドビジネスライトにfreeeのオリジナル特典がついたコスパのいいクレジットカード。
年会費2,000円という驚きの値段設定で旅行保険と空港ラウンジサービスが付いた珍しいカードです。
他のゴールドカードと比べるとコンパクトでライトな設計ですが、開業したての個人事業主に必要な最低限の機能は揃っています。
注意点
ゴールドカードとしては最小の限度額
こちらのカードは200万円が最大限度額なので、高額利用を考えている方は他のカードを検討した方がいいです。
ステータスが低い
機能面を重視しているためステータスが低め。接待や会食など、他人に見られる場面では不利です。
ポイント還元率が標準値
ポイント還元率が0.5%~1.0%と、高額決済で大量のポイントを貯めやすい法人クレジットカードのうまみが薄くなっている点がデメリットです。
マイルが貯まらない
ポイント還元率は0.5%で、1,000円につき1ポイント貯まりますが、マイルは一切たまらないので注意。
カード比較
カードのスペック
年会費やポイント還元率を表にしてまとめてみました。
freee VISAクラシックカードとfreee MasterCardライトは正直おすすめする理由がほとんどないのでゴールド以上のカードで比較しています。
freee セゾンプラチナビジネスカード | freee VISAカード (ゴールド) |
freee MasterCard (ゴールド) |
|
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券面 | |||
国際ブランド | AMEX | VISA | MasterCard |
年会費 | 20,000円 | 10,000円 ※無料、割引条件あり |
2,000円 (初年度無料) |
利用限度額 |
30万~1,000万円 |
50万円~300万円 | 10万~300万円 |
ポイント還元率 |
最大1.25% |
0.5%~1.0% | 0.5% |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 最高1億円 国内旅行傷害保険 最高5千万円 |
海外旅行傷害保険 最高5千万円 国内旅行傷害保険 最高5千万円 |
海外旅行傷害保険 最高2千万円 国内旅行傷害保険 最高1千万円 |
空港ラウンジ | プライオリティパス登録無料 | 国内主要28空港ラウンジが無料 | 国内主要26空港ラウンジが無料 |
当たり前ではありますが、freee セゾンプラチナビジネスカードのサービスがかなり充実しているのがわかりますね。
よほど使いたい特典が限定されている方以外にはfreee セゾンプラチナビジネスカードをおすすめします!
freeeカードオリジナル特典早見表
freee セゾンプラチナビジネスカード | freee VISAカード (ゴールド) |
freee MasterCard (ゴールド) |
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券面 | |||
Visa ビジネスオファー・ビジネスグルメオファー |
– |
〇 | – |
福利厚生代行 サービス割引 |
– |
〇 | – |
航空券チケットレス 発券サービス |
– | 〇 | – |
ビジネス用じゃらん 割引サービス |
– | 〇 | – |
「会計freee」 2,000円OFF |
〇 | 〇 | 〇 |
Adobe(個人版) 初年度15%OFF |
〇 | 〇 | 〇 |
ビジネスサポート サービス |
– | 〇 | – |
Wantedly 初月無料 |
〇 | – | – |
office経由で 家具プレゼント |
〇 | 〇 | 〇 |
kagg.jp 特別価格 |
〇 | 〇 | 〇 |
キャスタービズ 初月利用料10%OFF |
〇 | 〇 | 〇 |
TRIBE-biz 特別価格 |
〇 | 〇 | 〇 |
サーブコープ 特別価格 |
〇 | 〇 | 〇 |
モノタロウ 10%割引クーポン |
〇 | – | 〇 |
ハイパー オフィス機器 特別価格 |
– | 〇 | 〇 |
人材募集広告料 30%割引 |
– | – | 〇 |
ビジネスウェア 割引クーポン |
– | – | 〇 |
弁護士法人への相談 1回無料 |
– | – | 〇 |
税理士への相談 1回無料 |
〇 | 〇 | 〇 |
社労士への相談 1回無料 |
– | 〇 | 〇 |
まとめ
経営者や個人事業主が事業用カードを利用するメリットは非常に大きいです。
当サイトでは個人用から法人用まで多くのカードを紹介していますが、今回紹介した経理業務をサポートしてくれるfreeeカードは経営者や個人事業主の頼もしい味方。
士業への相談、会計ソフト・ビジネスサービスの割引特典を利用したい方は持っておいて損はないです!