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ポイント切り捨てとは?
通常、クレジットカード業界、いやポイントカード業界では100円の利用で1ポイント貯まるのが普通ですよね!
たいてい、ポイントの計算が手間なので端数は切り捨てます。
この手間を利用してポイントを消去しようと企むクレジットカードが存在します!
ポイントをユーザーに付与しないようにすれば、そのポイント分カード会社が儲かりますからね。消去するポイントの総量が1億円になれば、カード会社は1億円儲かっちゃいます。
ポイント切り捨ての罠
クレジットカードのポイント計算には大きく分けて2つのタイプがあります。
それぞれの場合で199円の決済を100回した場合を計算してみましょう。
199円の決済を1ヵ月(30日)続けた場合 | |||
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ポイント計算タイプ | 決済金額 | 1ヵ月の決済合計金額 | 1ヵ月に貯まるポイント |
1回ごとの決済 | 199円 | 5,970円 | 30ポイント |
1ヵ月の利用金額 | 199円 | 5,970円 | 59ポイント |
199円の利用では1ポイントしか貯まりません。「99円」の部分のポイントは切り捨てされて消滅します。
最終的に29ポイント、というより最大で2倍近い差がついてしまうのが「ポイント切り捨て」の罠なんです。
なぜ、このような差が出るか解説します
1回毎の決済に対してポイント計算するクレジットカードだと、決済の回数分ポイントが切り捨てが発生します。決済するたびに切り捨てられて損をしているんです。
1ヵ月の利用金額に対して、ポイント計算するクレジットカードの場合は、1ヵ月の合算の利用金額に対してポイントが付与されるので、毎月最大1ポイントしか切り捨てされないんです。
決済ごとにポイントが切り捨てされるクレジットカード
- Tポイント(yahooカード)
- dポイント(dカード)
- ときめきポイント(イオンカード)
- LIFEサンクスポイント(ライフカード)
- ダイナースクラブ リワードプログラム(ダイナース)
- メンバーシップリワード(AMEX)
- LINEポイント(LINE Pay、LINE Payカード)
- 楽天ポイント(楽天カード)
家電購入など、たまにカードを利用する程度の場合は、Yahooカードやdカードの利用でもポイントの切り捨ては気になりません。
これらのカードはコンビニやスーパーで細かく利用するとポイントが切り捨てが決済回数分発生して、ポイントが目減りしていきます。
1ヵ月の利用金額でポイント計算するクレジットカード
コンビニやスーパーでの利用など、決済の回数が多い場合は「1ヵ月の利用金額でポイント計算する会社」のクレジットカードの利用が圧倒的にお得です。
- 永久不滅ポイント(セゾンカード)
- ポイントプラス(TS CUBIC CARD)
- Vポイント(三井住友カード)
- オリコポイント(オリコカード)
そのほかにも、dカード ゴールドの携帯代10%還元の罠
実は税込で計算すると正確には10%還元以下になるんです。
基本使用料+通話料・通信料+パケット定額料+その他ご利用料金(留守番電話、SPモードなど-月々サポート)+消費税)÷1.08の金額を1,000円単位で切り捨て、その金額に100ポイントを賭けると付与ポイントになります。
例えば、10,778円(税込)の通信料の場合は1,000ポイント貯まりません。貯まるのは900ポイントです。
その計算式は10,778円÷1.08=9,979円を979円切り捨て、9,000円に対して1,000円につき100ポイント付与です。なので900ポイントになります。
実際に支払った合計に対するポイント還元率は10,778円で900ポイント付与なので8.35%還元になります。