クレジットカードの即日発行の仕組みとは?そんなに急ぐ意味ある?なぜ利用されるのか理由も解説

クレジットカードの即日発行とは

クレジットカードは通常、手元に届くまで1週間~3週間ほどかかります。

しかし、申し込み後に特定の場所にカードを受け取りに行くことで、申し込みした日に受け取ることができるカードがあります。

実はすごいコストがかかってるとてもスゴイサービスなんです

即日発行の仕組み(カード会社視点)

1.まず設備と人員を用意

  • 生カードの在庫の管理が必要(コストがかかる
  • カードを作る機械が必要(コストがかかる
  • カード受け渡しのための店舗(店舗の家賃がかかる
  • カード受け渡しのためのスタッフの配置(人件費がかかる

※生カードとは…データが入っていない状態のカード

2.スムーズな発行の仕組みの整備

  1. 申し込み情報の審査をする
  2. 店舗にカードの即日発行情報が届く
  3. スタッフがカードにデータを書き込んで準備するする
  4. ユーザーがカードを受けとりに来る時間帯にスタッフを手配

実は即日発行は設備を整え、発行スピードを上げることで完成した人海戦術

カード会社のスタッフが物理的に頑張ることでスピード発行をしているだけなんですね。

なので、カードに申し込んだ時間が遅かったり、受け取り先の店舗の営業時間次第で発行が翌日になってしまうこともあります。

店舗にいるスタッフが少なかったり、店舗でイベントがあるなど特別な事情があって即日発行ができなかったりするので注意が必要です。

即日発行の流れ(ユーザー視点)

  1. インターネットで申し込み
    18時以降に申し込みをすると発行が翌日になる可能性が高いです。今日欲しい方は、午前中~お昼頃までの申込が目安です。
  2. 審査
    即日発行でも審査はしっかり行われます。個人情報を間違えたり、住所や電話番号で嘘を書くと審査に落ちて発行されません。
  3. カードの受取
    カード発行会社指定の店舗に受け取りに行く必要があります。(たとえば、セゾンカードならセゾンカウンター、エポスカードならマルイに取りに行きます)
ユーザー視点で見ると大したことなさそうに見えますが裏側ではすごくスタッフが頑張っているんですね

即日発行って意味ある?需要あるの?

1 すぐにカードを使いたい人 よくあるのが、提携店舗での割引特典があるクレジットカードをすぐに利用したい場合です。
2 海外旅行に行く人 海外旅行の予定があり、クレジットカードをもっていない人が慌てて作るパターンです。学生に多いようです。
3 カードを作ったことがバレたくない人 なんらかの理由があり、カードが郵送されたくない人です。WEB明細に設定すればカードを使っていることは自宅には何も届かないのでわかりません。
4 お金がない人(1) カードを手に入れれば買物できますよね?給料を使い切ってしまってあと1週間乗り切ればなんとかなる!みたいな人に人気です。
5 お金がない人(2) カードに入会すると入会特典がもらえますよ!特定サイト経由ならすぐにキャッシュバックも受けられます。
このキャッシュバックを利用することで1週間を乗り切りたい!という方がいるようです。
6 ETCカードの有効期限が切れた人 ETCカードは有効期限が切れると使えなくなります。本来有効期限が近くなると代わりのカードが送られてくるはずですが来なかった理由がありました。そう支払いの滞納です。口座にお金が無くなってしまっていて気づかないままになっていた人が該当します。

というような感じで、圧倒的にお金がない人が利用することが多いです。

カード会社的には、この即日発行を利用してカードを申し込みするような人の審査通過率は10%~30%くらいになります。

審査1回あたりにもコストがかかるため審査通過率が低いと一般的にカード会社は赤字になります。

(4)(5)(6)をターゲットとする集客を実施しているカードでは、カードの年間利用金額が低くなる傾向があり、即日発行するコストに対して、利用金額に対する決済手数料で営業しているカード会社は利益がなく赤字になってしまうため近年では即日発行のサービスは縮小傾向にあります。

なので、即日発行できるカードは珍しいです。

(1)をターゲットとするようなカードは、引き続き続けていくようです。

コンビニも24時間営業をやめようか悩んでいるので、どの会社も同じような感じですね!

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