SNSで話題沸騰中のこのツイート、みなさんは見ましたか?
海外旅行でクレカの利用付帯で困ってる人🦁
— しおり (@Aisarenujunin) July 30, 2024
車で行くから公共交通機関使わないって方🖐️
えきねっとで自宅から空港までの適当な乗車券(初乗り運賃)を購入しましょう
購入だけで利用はしません🦁
領収書も発行可能
利用付帯のためにわざわざ空港から1駅戻る必要もなし❤️https://t.co/drID44nqae pic.twitter.com/Hy65ukyDSA
実際に乗車しない電車の運賃をクレジットカードで支払って、海外旅行傷害保険を適用させることはできるのか?気になりますよね。
実際にカード会社のフィナンシャルデスクに問い合わせた内容も紹介します。
目次
旅行傷害保険の利用付帯の仕組み
利用付帯の旅行傷害保険というのは“適用条件”というものが設定されています。
この適用条件を満たした場合のみ保険が適用される仕組みになっています。
例として、最大1億円の旅行傷害保険がついているセゾンプラチナビジネスアメックスの適用条件を一部抜粋して紹介します。
日本出国前に、補償対象となる本会員が、この旅行で自身が乗客として利用する航空機などの「公共交通乗用具」の料金や、参加する「募集型企画旅行」の料金をこのカードでお支払いになった場合、それ以降の旅行期間で保険が適用されます。
また、日本国内で前述のカード決済がなくても、日本出国後、補償対象となる本会員が、この旅行で自身が乗客として利用する航空機などの「公共交通乗用具」(それに準ずる海外の公共交通機関を含む)の料金をこのカードでお支払いになった場合、その料金を初めて決済した時から上記旅行期間終了までの間保険が適用されます。(引用:セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険・ショッピング安心保険のご案内(補償規定))
保険適用の対象となるカード決済例 | 保険適用の対象外となるカード決済例 |
---|---|
|
|
つまり旅行の道中の電車の運賃や飛行機のチケット、ツアー代金をクレジットカードで支払ったら保険が適用されますよ、ということです。
例えば飛行機のチケットをマイルで購入していて、自宅から空港まで車で行く場合はクレジットカードの保険は適用されません。
乗車はせず電車の運賃だけ払った場合は保険は適用される?
上記で紹介したX(旧Twitter)の投稿のやり方ですね。
”自宅から空港までの適当な乗車券を初乗り運賃で購入し、実際に利用しなかった場合”です。
150円(税込)ほどで海外旅行傷害保険が適用されるのでお得に感じるかもしれませんが…
セゾンプラチナビジネスアメックスの適用条件に”補償対象となる本会員が、この旅行で自身が乗客として利用する航空機などの「公共交通乗用具」の料金や、参加する「募集型企画旅行」の料金をこのカードでお支払いになった場合”と記載があります。
つまり乗客として利用していない公共交通乗用具の料金を支払っても、保険に何も関係ない料金を支払っているだけです。
たしかに、クレジットカードによっては適用条件に”公共交通乗用具のチケットの料金を支払う”としか書かれていないものもあります。
だからといって拡大解釈するのは無駄なのでやめましょう。
実際にセゾンカードのフィナンシャルデスクに確認してみた
海外の治療費はかなり高額で、盲腸で入院した場合は数百万円かかることもあります。
小さなお金をケチっていざというとき困らないためにも、普通に公共の交通機関を使いましょう。
クレジットカードの旅行傷害保険を適用させるためにはどうしたらいい?
こういった支払いに使って保険を適用させましょう。
クレジットカードの本会員が2人いる場合は、自分のカードで別々に決済してくださいね。
当たり前ですが海外の病院では保険の信用度も重要です。
保険の証書がないとすぐに見てくれないということもありえます。
なので保険会社の保険と併用しておくといいですよ。
クレジットカードの旅行保険は適用条件を満たせば適用されるので、追加料金がかかりませんしね!
クレジットカードの旅行保険では小さく設定されている疾病治療保険も、保険会社の保険なら高額に設定されているので安心感が増します。
保険会社の海外旅行保険は最近安くなっていて、ハワイであれば疾病1,000万円の保険が2人分3日間で約2,500円、1人あたり1,250円と手が出しやすい値段設定です。
保険が適用されるかどうか怪しい方法を使うより断然オススメです。