Wechat(ウィーチャット)、中国名は微信(ウェイシン)がアツい!中国版LINEの決済機能が先進的

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クレコレ(管理人)
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11億人以上の中国人が利用するSNS「Wechat」

7月にLINE株式会社が東京証券取引所、ニューヨーク証券取引所に上場し、大きな話題になりました。

LINEのユーザー数は日本国内が5800万人(2015年6月時点)、世界が2億1500万人(2015年12月時点)。

まさに破竹の勢いで伸びているSNSです。

しかし、実はLINEを脅かすほどの超巨大SNS勢力が、すでに中国で登場しているのです。

「WeChat」(微信:ウェイシン)

日本ではアジア諸国のニュースが極めて少ないのでわからないと思いますが、その存在感は圧倒的…。

WeChatは中国人のほとんどが利用しており、若い人ならほぼ100%使ってます。

ただ、同じ中華圏でも台湾人はLINEユーザーの方が多く、香港人はどちらも使っているような感じ。

WeChatのユーザー数は2015年2月現在で11億2000万人。

そもそも中国の人口が多いとはいえ、すでにLINEの3倍以上のユーザーが利用しているのは驚異的ですね。

オンライン決済サービス「WeChat Payment」も一気に普及

WeChatの機能の中でも、最近凄まじい勢いで普及しているのが、オンライン決済サービス「WeChat Payment」(微信支付)です。

中国では信用担保力の低さから、後払いによるクレジットカードが普及しないできました。

そこで独自に発展したのが、デビットカード「銀聯(ぎんれん)カード(UnionPay)」です。

これは銀行口座にある残高から引き落とす方式なので、現金未回収のリスクがありません。

そもそも中国では、現金にニセ札が混じっていることが稀によくあります。

また、紙幣の最高額が100元(2016.9.14現在で日本円1,550円相当)のため、高額商品を購入しようとしたら札束が必要になります。

こうしたリスク回避の手段としても、電子マネーは最適だったのです。

SNSは利用者が多いことから、後発ながらも「WeChat Payment」は急速に普及し、すでに9億人以上が利用しています。

今ではガス、水道、光熱費などの公共料金、ネットや店頭、タクシーやレンタサイクルの支払いなど、あらゆる場面でWeChat Paymentが利用されるようになりました。

こちらは中国人の知り合いのWechat画面。お財布機能がデフォルトで搭載されています。

マイページの「我」ってのじわじわくる。

Wechat決済が強いのは中国だから、なのかも

「WeChat Payment」使い方は、アプリの設定画面で銀行口座を登録しておくだけ。基本的には中国内の銀行だけです。

そして、店舗などでモノを購入したいときは、アプリのQRコードを表示させます。

このQRコードを店員が決済専用端末で読み取ると、口座から代金が引き落とされます。

WeChatのオモシロい機能

面白い機能として「紅包」(ホンバオ)という、友人にお年玉を送る機能があります。(LINE Payの送金システムと同じです)

ちなみに日本でWechatのアプリを使うと決済機能はついてないのですが、知り合いに「紅包」を送ってもらいました。

1元きたーw

お財布機能がついた!!使えるとこないけど!!

ちなみに送られてきたお年玉(紅包)は、WeChat Paymentと連動しているので、買い物できるお金として実際に使えます。

旧正月のときは、この機能がたくさん使われるようです。

後は先日写真で紹介した支払いガチャ的サービスの名前は調べてもわかりませんでしたが、これも便利な機能ですよね。

↓これ

WeChat Paymentは、今のところ日本で使える店舗は少ないですが、6月からは羽田空港の国内線と国際線ターミナルにある一部の店舗で利用がスタートしました。

中国人観光客による爆買いを期待して、今後どんどん拡大していくことでしょう。

現在の中国は、もはやキャッシュレス社会でこの分野では、日本よりも進んでいます。

「中国は発展途上国」と思っている人たちがこの光景を見たら、きっとギャップに驚くことでしょう!

日本でも、Apple Pay、Android Payの登場によって何かが起きるかもしれない、楽しみです!

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