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カード番号を入力するのは不安。本当のところどうなの?
ネット通販、スマホアプリの課金、ウェブマネーの購入、チケット予約に、映画や音楽のダウンロード購入…。
クレジットカード番号を、ネットのサイトやサービスに登録することは、もはや日常のワンシーンになっています。
それどころか、クレジットカードを持っていないと、利用できないサービスも増えてきました。(たとえば、Windowsストア日本版のアプリ購入や課金は、クレジットカードがないと利用できません。※2016年7月現在)
ですが、ニュースに少し目を向ければ、“顧客情報流出”“個人情報漏えい”“クレジットカードの不正使用”…なんて不穏な話ばかり。
そのせいか、クレジットカードは”なんとなく危ない”というイメージが勝手に1人歩きしていますよね。
そこで今回は、本当に大丈夫なのか、大丈夫ではないのか、改めて調べてみました!
カード番号や個人情報を守る、「SSL暗号通信」
いろいろと調べてみたところ、通販サイトやWEBサービスのセキュリティには、さまざまな仕組みが使われていると、わかりました。
その中でも、特に目立つのが「SSL暗号通信」。
通販サイトやオンライン決済、ネットバンクなど、ほとんどのサービスで使われています。
この「SSL暗号通信」について、サイバーセキュリティの大手企業「シマンテック」社の解説を見てみました。
- まず最初に、「SSLサーバー証明書」で、情報の送信先が本物のサイトか確認する。
- 本物だと確認できたら、暗号の鍵を受け渡す
- 個人情報を暗号化して、送信する
- サイト側(サーバー)は、暗号の鍵を使って、送信された個人情報を読み解く
ざっくり説明すると、こんな感じです。
通信の途中で情報が盗まれても、SSLで高度に暗号化されているので、内容を見ることはできません。
サイトに登録されたカード番号が、盗まれてしまうことはある?
先ほどの「SSL通信」により、カード番号や個人情報が、“送信中に盗まれてしまう”心配は、ほぼ無いことがわかりました。
ですが、サイト側が“受け取って、保管している個人情報”はどうでしょうか?
「悪いハッカーが通販サイトに侵入して、中にある利用者のカード番号や個人情報を盗み出して、不正利用してしまう…」
なんて心配もありますよね。
これに関しては、「通販サイト側(運営者側)が、どの程度しっかりしたセキュリティを行っているか?」という話につきます。
ただ、大手サイトやサービスは、かなり徹底した対策を行っているので、ほとんど心配ないと思います。
NPO法人「日本ネットワークセキュリティ協会」の調査によると、大手通販サイト等による100万人規模の個人情報流出の発生確率は、全体の0.1%程度。
大手のサービスやサイトから、顧客情報が流出する確率は、きわめて低いと言えそうです。
「絶対に情報漏れはしない」とは、言い切れない
ここまでの調査では、「クレジットカード番号を通販サイトに登録しても、安心して良い」と言えそうですね。
ただし…さらに厳しく考えれば、「絶対に情報漏えいしない」という断言は、できないと思います。
ハッキングやクラッキングなど、IT犯罪とその防止は、“いたちごっこ”だからです。
もちろん、高度なセキュリティシステムが使われていますが、「いずれ突破されてしまう可能性」は否定できません。
未来のことは、誰にもわかりません。
ですから、この問題の本質は、「絶対にカード番号が漏えいしたり、不正利用されないか」ではありません。
「万が一、カード番号が流出し、不正利用されてしまった場合も、被害を受けることはないか」だと思います。
クレジットカードの盗難保険は、不正利用されたときにも有効
実は、日本国内のほぼ全てのクレジットカードには、「盗難保険」がついています。
盗難保険について詳しくは
→クレジットカードを紛失・盗難したときの対処方法と連絡先まとめ
保証される金額はカードによって様々ですが、基本的に、限度額いっぱいまで不正利用されたとしても、保証される事が多くなります。
もちろん、年会費無料のお得なクレジットカードでも同じです。
そして、このクレジットカードの盗難保険は、「カードが不正利用された場合」も、適用対象になります。
結論:クレジットカード番号の登録は、怖くない!
この2つが揃っているからこそ、「カード番号を通販サイトやネットのサービスに登録しても、安心して使える」と言えます。
細かい話はめんどくさい方向け
「ネットショッピング保険」
万が一クレジットカードを不正利用されてしまった場合、損害を補償してくれる、そんな機能を持つクレジットカードが存在します。
長々と書いてきたこの記事がよくわからなくても、すべて解決です!
ネットショッピング保険の機能は「オンラインプロテクション」という名前でAMEX系のクレジットカードについています。
当サイトで紹介中のカードの中では、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードに「オンラインプロテクション」の機能があります。