クレコレの制作裏話を聞いてください
はじめまして。編集のちゃんMです。
ついにオープンしたクレジットカードコレクション!略して「クレコレ!」!!
Twitterでは多くの方に、“可愛い!”、”私が持っているカードだ!”といったようなありがたいお言葉をいただいております。
そこで、もしかしたらいろんな方が気になっているかもしれない“制作裏話”を、当記事では暴露していこうかなと思っています。
複雑化するクレジットカードのサービス内容を、いかにしてユーザーに伝えるか?
クレジットカードで貯まるポイントのシステム。たびたび複雑なものが存在します。
“100円で1ポイント貯まる”といった単純明快なポイントシステムもあれば“1000円で3ポイント(1ポイント2円相当)”といったような、わかりにくいポイントシステムも存在します。
実際私は数字にはめっぽう弱くて、還元率などは何回も計算しなおして確認しています。まあ、そんなことは置いといて。
また、時が進むにつれどんどん便利なクレジットカードが現れて、サービスもたくさん増えてきました。
そういった複雑なカードがたくさん存在する中、どうやってクレジットカードの良さを伝えようか、考えに考えた結果…。
キャラクターがいた方が親しみやすいんじゃないか?
という結果になったわけです。
単純に自分が持っているカードを女の子にしたらどうなるんだろ?という興味もありました。
イラスト発注、声優への依頼・収録など発注方法
- イラストの依頼
- ボイス収録の依頼
- マンガ制作の依頼
本格的にプロジェクトを開始するにあたり、一番の問題は“書いてくれるイラストレーターさんを探す”ことでした。
ネット上を駆け巡り、個人的に素敵だなと思ったイラストレーターさんに一人ずつ声をかけました。これにはかなり時間がかかりました。
イラストの発注については別の方が詳しく書いてくださっているので、割愛しますが、当時は”イラストを発注する”ノウハウが一切なかったので、イラストレーターさんには苦労をかけたと思います。
そしてできあがった最初のキャラクター
憂い表情が可愛い、ちゃんMお気に入りのクレ娘です。
こちらの子は、まだ未公開ですが近いうちにアップするのでぜひ、予想してみてくださいね。
公開なんかせず、一生私だけの嫁にしたいと思ったくらい、可愛いです。
イラスト発注のおおまかな流れ
まずはフォーマットを用意しておいたほうが良いと思います。
これらのものをまとめて見本にしてイラストレーターさんに送ると、スムーズに発注できます。
次にキャラクターのイメージです。これが、かなり難しいです。
自分の好きなように作ってしまうと確実に偏りが出てしまうので、だいたいの方向性を伝えたら、イラストレーターさんに任せるのが良いと思います。
イラストレーターさんはプロ、こちらは素人ですから、細かなデザインや色を指定してしまうと、できあがったときに”違和感”がでてくるかもしれません。
次に報酬です。これはイラストレーターさんによってバラバラです。
・●●円の予算がある、調整は可能ですが、お見積もりをお願いします。
といった感じに伝えておくと無難だと思います。
- お仕事の依頼・発注の連絡
- イラストレーターさんからのラフの提出を全裸待機
- 確認後修正点があればメールで伝える、なければ着色
- 納品完了後、PSD等の元ファイルに問題がなければお支払い
といった具合でお仕事完了です。
金額をケチらず、修正や特急作業には別途費用を出し、イラストレーターさんに負担をかけないようになるべく心がけていました。
かなり無茶振りしたので大変だったろうなと振り返って感じます。
イラストレーターさんのページは追々追加予定です。
ボイス収録、声優キャスティング依頼の流れ
キャラクターに命を吹き込む”声”。一切のノウハウがなかったので全体で見るとお粗末かもしれませんが、参考になれば幸いです。
イラストの発注に比べると、やることがやや多いので細かく説明したいと思います。
【1】声優or収録スタジオを探す
これは知り合いの方でも良いですし、ネット上で活動している方をスカウトしてもいいですし、起用したい声優さんがいらっしゃれば事務所に連絡をしてもいいと思います。
声優さんを探すにしろ、スタジオを探すにしろ、まずは“何を作るか”、”どんなことを喋らせるか”というのはまとめておいた方がいいと思います。
ちなみに、私たちの場合は、先に収録スタジオを探しました。
スタジオと提携している声優事務所の方を起用することにより、スムーズにお仕事が進むと思ったからです。
とっかかりとしては、
- 資料をまとめてメールを送る
- 電話で資料を送信した旨を伝える
- メールでのやり取りで声優のアサインや収録日の予約
といった感じでスタートしました。
収録関係のノウハウがない、または自信がないというかたはスタジオを先に探すのがオススメかも。
音の編集やファイルの用意、進行のディレクションなどもおまかせできるからです。
【2】声優が決まったら、資料作り
HPなどに掲載されている声優さんのサンプルボイスを聞いて、声優を決めます。
決めた後は”喋ってもらうセリフをまとめた資料”を作ります。
その際、キャラクターの細かい設定や背景、性格などを記載しておくと声優さんが役作りしやすいです。
作った資料を収録スタジオを通し声優さんたちに渡します。
【3】ボイス収録当日
スタジオに向かい、声優さんや編集さん、ディレクターの方と合流。
キャラクターの性格やサイトの趣旨など軽くミーティングをした後すぐに収録。
“声ってこういう風に収録されているんだあ…”なんて考えたりすると同時に、声優さんの役作りの努力感というのがひしひしと伝わってきて感動しました。
私たちはそんなに長文を収録するわけではなかったので、声優さん1人につき1時間の時間を作っていただき録音しました。
ゲームやアニメなどの収録だと、もっと綿密な打ち合わせが必要になるのでしょう。
声優さんのページは追々追加予定です。
【4】編集作業後、納品!
収録が終わった後、雑音や喋る前の息を吸い込む音を消してくれたり、PCで再生できるようにMP3データにする編集作業があります。これは1時間くらいかかりました。
スタジオを借りるときに有料のサービスでやってくれるところが多いです。
このスタイルで便利なのは、ほとんどお任せでできる点です。
お金は全部スタジオに一括お支払いで完了です。データは後日メールで届きました。
収録したボイスが聴けるページは下記のURLから聴くことができます!
マンガ発注のおおまかな流れ
1話4~5ページ程度の、商業マンガとギャグマンガの中間を目指しました。
私たちの場合は、テキストでストーリーを起こして、それをイラストレーターさんに送りました。
文章で物語を構成する際、擬音やキャラクターが何をしているかは書き込んでおくとスムーズです。
- お仕事の依頼・発注の連絡
- イラストレーターさんからのマンガのネームを全裸待機
- 確認後修正点があればメールで伝える、なければラフの書き込み
- ラフ確認後、問題なければそのまま作業を進める
- 納品完了後、PSD等の元ファイルに問題がなければお支払い
イラストの発注とほとんど同じ手順で発注しましたが、一番大変なのはストーリーを考える点だと思います。
商材によっては、NGな内容だったり暴力的な表現等には注意した方がいいかもしれません。
制作したマンガについては下記のURLから見ることができます。
本編とは別にミニキャラが登場するマンガも作ったのですが、現在、スマホユーザーが大半を占めているのでこちらは4コマのような大きなコマ割りで作りました。
ここで私が書いた汚すぎるラフも大公開します(爆)
商業マンガのようにマンガ中に表やグラフのようなものを入れたいときは、棒人間でもいいので書いたほうがイラストレーターさんの負担が減るかも。
私のように、絵心がほとんどなくてもとりあえず筆を取ってラフを書いてみるのもありだと思います。
(…こんな殴り書きの絵でも的確にマンガにしてくださるあたり素晴らしいなといつも感謝しながらお仕事依頼しています。)
あとがき
現在公開されているキャラクターはまだホンの一握りです。
まだ未公開のキャラクターが多いですが、キャラクターひとりひとりにはイラストレーターさんの愛情と私たちの歪んだ愛情がたくさん詰まっています。
今後とも見守っていただければなと思います!
クレコレ運営 ちゃんM