SBI証券のクレカ積立でポイント還元率が下がる改悪が発表!今後の対策を解説します

三井住友カードの年間利用ボーナスが終了する改悪についてはこちら

2024年3月22日(金)にSBI証券で改悪が発表されました。

なんと、三井住友カードでのクレカ積立ポイント還元率が悪化します。

「三井住友カード つみたて投資」サービス内容改定のお知らせ|公式サイト

結論だけまとめると
  • プラチナプリファードが大幅に弱体化
  • 年間利用額が300万円以下ならNLゴールドに乗り換え推奨
  • 100万円以下ならクレカ積立とメインカードは分けた方がいい
2024年10月積立分に間に合うように乗り換え先を決めてくださいね。

このページでは改悪の詳しい内容と今後の対策を解説します!

書いた人
クレコレ(管理人)
クレカLOVE女子!所有クレカは50枚以上!メインカードはセゾンプラチナビジネス。いつも1.25%還元でポイントとマイルを貯めてます。

改悪の内容

まず、SBI証券で三井住友カードを使ってクレカ積立した時のポイント還元率をおさらいします。

改悪前はこんな感じです↓

2024年9月10日積立設定締切分まで
カード種類 ポイント付与率 月間最大付与ポイント数
プラチナプリファード 5.0% 5,000ポイントまで
プラチナカード 2.0% 2,000ポイントまで
ゴールドカード 1.0% 1,000ポイントまで
通常カード 0.5% 500ポイントまで

2024年3月23日(土)からクレカ積立の月上限額が5万円→10万円に引き上げられています。

なのでプラチナプリファードなら5%還元で月10万円クレカ積立が可能、というわけです。

改悪後のポイント還元率はどうなる?

  • 三井住友カードの年間利用金額に応じて還元率が変わる

カード別に詳しく見るとこんな感じ↓

2024年10月10日積立設定締切分から
カード種類 年間カード利用額 ポイント付与率 年間最大付与ポイント数
プラチナプリファード 500万円以上 3.0% 36,000ポイントまで
300万円以上 2.0%
300万円未満 1.0%
ゴールドカード 100万以上 1.0% 12,000ポイントまで
10万以上 0.75%
10万未満 0.0%
通常カード 10万円以上 0.5% 6,000ポイントまで
10万未満 0.0%

プラチナプリファードでさえ、年間利用額が300万円未満だともらえるポイントが少ないです…。

しかも注意したいのは、この年間利用額にはクレカ積立の金額は含まれないこと。

例えば、プラチナプリファードで還元率3%を維持して毎月10万円クレカ積立する場合だと…

  • クレカ積立120万円+ショッピングなどで500万円
  • 年間で合計620万円のカード利用が必要

メインカードで使っていても現実的な数字ではないですよね…。

年会費と継続特典を考えた時の収支

一部の三井住友カードには継続特典があります。

これは毎年、前年100万円の利用毎に10,000ポイントもらえるというものです。

  1. プラチナプリファードなら最大40,000ポイント
  2. ゴールドカード(NL)なら10,000ポイント

それぞれもらえますよ!

継続特典があれば差し引きプラスになるんじゃ?

と思って計算してみました!

この継続特典と年会費も計算に入れると収支はこんな感じ↓

カードの種類 年間利用金額 毎月10万円のクレカ積立で1年に獲得できるポイント 継続特典 年会費 差し引きのお得額
プラチナプリファード 500万円以上 36,000ポイント(3%還元) 40,000ポイント 33,000円(税込) 43,000円
300万円以上 24,000ポイント(2%還元) 30,000ポイント 21,000円
300万円未満 12,000ポイント(1%還元) 20,000ポイント  -1,000円
ゴールドカード(NL) 100万以上 12,000ポイント(1%還元) 10,000ポイント 5,500円(税込) 16,500円
10万以上 9,000ポイント(0.75%還元) 0 3,500円
10万未満 0(0%還元) 0 -5,500円
通常カード(NL) 10万円以上 6,000ポイント(0.5%還元) 0 無料 6,000円
10万未満 0(0%還元) 0 0円

※ゴールドカードNLは年間100万円の利用で翌年以降の年会費無料ですが、初年度は年会費がかかります

  • プラチナプリファードでも年間利用金額が300万円未満だと厳しい
  • 継続特典を含めても年会費でマイナス

年間利用額300万円以上なら少しずつプラスになりますが、正直ハードルは高いです。

三井住友カードを使い続けてもいい?

三井住友カードでクレカ積立だけしてた、といった少額利用者にとって大きな改悪となりました。

プラチナプリファードがメインカードで、年間300万円以上利用してるなら現状維持でも大丈夫ですが…

年間利用額が少なめでプラチナプリファードを使ってる方は乗り換え先を探した方がいいです。

乗り換え先は…
  • カードの年間利用額が300万円以下ならNLゴールドがおすすめ

NLゴールドなら年100万利用→1%還元でクレカ積立できるので簡単です(月10万円まで)。

継続特典も10,000ポイントまでもらえますし、100万円修行をすれば年会費も無料になりますからね。

年会費が無料になったらプラチナプリファードでもOK

プラチナプリファードには年会費を無料にする裏技があります。

それは…
  • 解約画面を表示すると年会費が無料になる特別な案内がでることがある

こんな感じですね↓

この案内が出るかどうかはですが、年会費33,000円(税込)が簡単に節約できてお得◎

年会費が無料になったらしばらくプラチナプリファードを使って大丈夫です。

正直なところ、年会費無料の案内が出ない限りは私は更新しないかな…。

年間利用額100万円以下ならクレカ積立とメインカードは切り離す

  • クレカ積立に強いカード&普段の買い物で還元率が高いカードを2枚持つ方法ががおすすめ

これなら年間利用額が少なくても積立還元率が高いところを選べばいいわけですね◎

還元率が高い選択肢はこんな感じ↓

証券 クレジットカード クレカ積立する額 還元率
大和コネクト証券 JQセゾンゴールド 月10万円まで 1.5%
※年間利用ボーナス込
※年100万円以上の利用分は0.5%還元
マネックス証券 マネックスカード 月5万円まで 1.1%
auカブコム証券 auPAYカード 月10万円まで 1%
SBI証券 三井住友ゴールド(NL) 月10万円まで 0.75%
※年100万円利用で1%
※年10万円未満利用は0%
PayPay証券 PayPayカード 月5万円まで 0.7%
楽天証券 楽天ゴールドカード 月10万円まで 0.75%

ここにも三井住友カードのNLゴールドが入ってますね。

NLゴールドはカードの年間利用額が10万円以上なら0.75%還元なので選択肢に入ります。

ただし通常のポイント還元率は0.5%と低めなので…

  • 100万円修行だけして年会費を無料にする
  • 修行が終わったら、普段の買い物で使うメインカードは別に用意するのがおすすめ

プラチナプリファードに代わるおすすめのメインカードは?

私も愛用する”セゾンプラチナビジネス”です。

名前にビジネスと入っていますが、実は個人事業主や法人じゃなくても一般のサラリーマンや公務員でも作れます◎

三井住友プラチナプリファードと性能を比べてみると…

カード名 三井住友プラチナプリファード セゾンプラチナビジネス
カード券面
年会費 33,000円(税込) 22,000円(税込)
※初年度無料
国際ブランド Visa/マスターカード AMEX
ポイント還元率 1% 最大1.25%
継続特典 最大40,000ポイント なし
特約店でのポイント還元率 最大10% 最大1.25%
ショッピング保険 年間500万円 年間300万円
海外旅行傷害保険 最高5,000万円 最高1億円
国内旅行傷害保険 最高5,000万円 最高5,000万円
空港ラウンジサービス 使える 使える
簡単に言うと
  • 特約店以外ではセゾンプラチナビジネスの方がポイント還元率が高い
  • セゾンプラチナビジネスの方が旅行傷害保険が充実してる

プラチナプリファードは解約するけど、同じくらい補償や性能がしっかりしてるカード欲しい…という方に特におすすめです。

特にこんなメリットがあるのでよく海外旅行する方はセゾンプラチナビジネスを持っておくと便利ですよ!

  • JALマイルも貯まる
  • 海外でポイントが通常の2倍貯まる
  • コンシェルジュデスクが使える
  • プライオリティ・パス(6万円相当)が無料
  • 高級ホテルや旅館の割引・優遇特典が豊富
  • 手荷物無料宅配サービスがある

例えば、私は今までこんな割引を受けて旅行を楽しみました。

星野リゾート界 伊東8,800円割引!

リゾナーレ那須31,200円割引!

アスコット丸の内東京では20,254円割引!

これだけでも合計で受けた割引額は60,254円。

三井住友プラチナプリファードでこの額のポイントを貯めようと思ったら、還元率10%の特約店でも約60万円は使わないといけません。

単純にポイント還元率だけではなく、付帯してる割引サービスを比較してクレジットカードを選ぶといいですよ!

高すぎるポイント還元率には注意が必要

三井住友カードのクレカ積立は、他社と比較すればまだポイント還元率は高い方です。

ただ今回の改悪もありますし、いつまた改悪されるかわかりません…。

そもそも証券会社もクレジットカード会社も慈善事業ではないので、高すぎるポイント還元率というのは商品として長続きしません。

あっさり改悪されるので、ポイント還元はあくまでもオマケと考えるのがいいと思います。

ポイント還元率目当てに口座やクレジットカードを改悪の度に変え続ける、というのも手間賃を考えるともったいないですからね。

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