セゾンポケットの手数料は高い?種類と仕組みを初心者向けに詳しく解説!

投資信託ではまず手数料に注意すべき、とはよく聞きますが、どんな手数料がいつ発生するのか、分かりにくいですよね。

セゾンポケットの手数料の種類と仕組みを解説しながら、相場から見て高いのか安いのかを調べていきます。

実際に私が運用している画面を見ながら解説します

結論

  • セゾンポケットでは口座開設は無料。口座の維持費や管理費も無料。
  • 金融商品を取引する際には手数料が発生し、投資信託の場合は平均~少し安い程度株式取引の場合はやや高い設定となっています。

投資信託の手数料

投資信託にかかる手数料には、購入時手数料、信託報酬、信託財産留保額の3種類があります。

セゾンポケットの手数料は、商品によってそれぞれこのように設定されています。

  セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド セゾン資産形成の達人ファンド
購入時手数料 無料 無料
信託報酬 年0.56%±0.02%程度(税込) 年1.34%±0.2%程度(税込)
信託財産留保額 0.1% 0.1%

※2022年5月17日時点

この表を見ると、購入時の手数料はかかりませんが、信託報酬と信託財産留保額がかかるのが分かりますね。

難しそうな専門用語ですね。1つ1つ解説していきます

購入時手数料

  • 購入時手数料とは、投資信託を購入した際に発生する費用です。

一般的には購入額の1%~3%程度に設定されていますが、セゾンポケットでは購入時手数料がかかりません

このような購入時手数料がかからない投資信託をノーロード投資信託といいます。

例えば購入時手数料が3%かかる証券会社の場合、10万円投資した時にかかる購入時手数料は

  • 100,000円×3%=3,000円

このようになります。なので、購入時にかかる金額は100,000円+3,000円=103,000円です。

信託報酬

  • 信託報酬とは、投資信託の運用や管理にかかる費用です。
  • 投資信託を保有している間は毎日支払い続ける必要があります。
難しそうに聞こえますが、スポーツジムに通うために月会費を払うのと同じようなものです。

商品ごとに年率が決められており、より運用者の手腕が問われるアクティブ運用の商品の方が高くなる傾向があります。

セゾンポケットの場合はそれぞれこのように設定されています。

  セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド セゾン資産形成の達人ファンド
信託報酬 年0.56%±0.02%程度(税込) 年1.34%±0.2%程度(税込)

※2022年5月17日時点
※投資信託の資産の規模に応じて若干変動します。

信託報酬は一般的には年0.5%~2.0%程度に設定されます。なのでセゾンポケットは平均的な設定と言えます。

この信託報酬は「その日の投資残高から何%」という形で日割り計算され、毎日信託財産から差し引かれます。

計算式
  • 信託報酬=投資残高×信託報酬率
  • 投資残高は、毎日の値上がり・値下がりによって日々変動します

例えば10万円で「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」に投資したとし、翌日に1,000円値下がりしたとしましょう。その場合の信託報酬は

  • 1日目:100,000円×0.56%÷365=約1.53円
  • 2日目:99,000円×0.56%÷365=約1.52円

このようになります。

実際に私が運用した時の例も見てみましょう

この時の信託報酬は34,661円×0.56%÷365=約0.53円となります。

信託報酬は毎日自動的に差し引かれているため、コストがかかるという認識が薄いですが、長期間運用するなら注意しておく必要があります。

1年間でかかる信託報酬のシミュレーション

セゾンポケットで投資信託していた場合、1年間でどのくらいの信託報酬がかかるのか単純計算してみましょう。

本来は投資残高に応じて日割りでかかるものなので、あくまでも参考程度になります。
  セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド セゾン資産形成の達人ファンド
信託報酬 年0.56%(税込) 年1.34%(税込)
10万円 年間560円 年間1,340円
30万円 年間1,680円 年間4,020円
50万円 年間2,800円 年間6,700円
100万円 年間5,600円 年間13,400円

例えば「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」に50万円投資していた場合、年間でかかる信託報酬は大体2,800円程度です。

これを365日で割ると1日あたりの信託報酬は約7.67円、ということになります。

信託財産留保額

  • 信託財産留保額とは、投資信託売却時に支払う費用です。
  • 解約時の投資残高から算出された金額が差し引かれます。

信託財産留保額は、投資信託の資産を売却する際にかかる手数料を、解約する投資者本人に負担してもらう、という投資家間の公平性を図るための仕組みです。

セゾンポケットでは信託財産留保額が0.1%かかります。一般的には0.3%程度なので少し安いくらいですね。

例えば「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を50万円保有していた場合、信託財産留保額は500,000円×0.1%=500円です。

この時に解約すると、500,000円-500円=499,500円がとなります。

実際に私が運用した時の例も見てみましょう

この時に投資信託を売却した場合、信託財産留保額は34,612円×0.1%=35円です。

なので、実際の受け渡し代金は34,612円-35円=34,577円、となります。

株式取引の手数料

株式取引の場合にかかる手数料には大きく分けて2種類あります。

  • 株式を売買する際にかかる手数料
  • 口座にお金を入出金する際にかかる入手数料

セゾンポケットの株式取引の手数料を確認してみると…

取引手数料 取引金額の0.55%
(最低手数料は税込55円)
株式出庫手数料 1銘柄につき1,100円(税込)

どうやら口座にお金を入出金する際には手数料がかからないようですね。

ですがまた聞きなれない言葉が出てきました。1つ1つ見ていきましょう。

取引手数料と最低手数料

  • 取引手数料とは、株式を購入する時と売却する時に発生する費用です。

セゾンポケットでは基本的に取引額の0.55%が取引手数料となりますが、一般的にみると少し高い設定です。

証券会社によっては0.1%程度に抑えているところも少なくありません。

更に注意しなければならないのは、最低手数料が設定されている点です。

セゾンポケットでは株式を取引した場合、その金額に限らず取引手数料が最低55円(税込)かかります。

つまり、取引額が1,000円であっても55円(税込)の手数料が発生します。その場合の手数料は5%にもなります。

投資額が低い場合は割高になる場合があるので注意が必要、というわけですね。

株式出庫手数料

  • 株式出庫手数料とは、セゾンポケットから他社へ株式を移管出庫(移動)するための費用です。

金額は証券会社によって差がありますが、セゾンポケットでは1銘柄につき1,100円(税込)となっています。

特別安いわけでも、高いわけでもありませんね。

ただしセゾンポケットでは他社の株式を移管入庫することはできません。

つまり、一度出庫してしまうともう一度セゾンポケットに入庫する、ということはできなくなります。

まとめ

セゾンポケットの手数料は、投資信託の場合は平均~少し安い程度、株式取引の場合はやや高い設定となっていました。

投資初心者の方は、まず手数料が低い投資信託で運用を始めてみるのがおすすめです。

セゾンポケットの場合、一番始めやすいのは投資信託の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」ですね。

セゾンポケット自体が投資初心者サービスなので、手を出しやすいですよ

セゾンポケットの利用におすすめのセゾンカード3選

特におすすめなのは最大1.25%還元セゾンプラチナビジネス

関連記事

TOP