プライオリティパスの改悪情報まとめ!なぜレストラン割引が使えなくなる?

クレジットカード付帯のプライオリティパスは、改悪などにより一部サービスに制限がつくことがあります。

このページでは改悪情報をまとめて紹介します。

クレコレ株式会社
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クレコレ株式会社
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改悪情報と適用日の早見表

カード名称 改悪開始日 改悪の内容
静銀セゾンプラチナ・アメックス・カード 2025年11月4日から 年間の利用回数制限がつく
セゾンカードのゴールドカード 2025年11月4日から 発行できる会員ランクが下がる
すべてのカード 2025年8月1日から 日本国内にあるレストラン・リフレッシュ施設で到着便での利用不可
すべてのカード 2025年6月1日から 成田国際空港第の一部レストランで到着便の搭乗券での利用不可
UCプラチナカード 2025年4月1日から 国内のレストラン・リフレッシュ施設が利用不可
ダイナースクラブカード、TRUST CLUBカード 2025年4月1日から 国内のレストラン・リフレッシュ施設が利用不可
三井住友カード プラチナ 2025年4月1日から(予定) 国内のレストラン・リフレッシュ施設が利用不可
楽天プレミアムカード、楽天ブラックカード 2025年1月1日から 国内・海外でラウンジ以外の施設利用不可
楽天プレミアムカード 2025年1月1日から 年間5回までの利用制限が追加
JCBゴールド ザ プレミア、JCBプラチナ、JCBザ・クラス 2024年10月31日から ラウンジ以外の施設が利用不可
MUFGのプラチナカード 2024年10月1日から ラウンジ以外の施設が利用不可
アメックスカード 2019年8月1日 ラウンジ以外の施設が利用不可

詳しい改悪情報の内容をすぐに知りたい方はこちら

どんな改悪がされる?

  1. 年間利用回数に制限がつく
  2. 利用できる施設に制限がつく

このどちらかの改悪が多いです。

実はプライオリティ・パスを持っていると空港ラウンジだけでなく、空港内にある提携レストランやリフレッシュ施設でも割引が受けられる特典があります。

例えば以下のレストランでは、プライオリティパスと当日の搭乗券を提示すれば、レストランで3,400円の割引クーポンを使って飲食できます。

空港 ターミナル 制限区域 お店の名前 国際線 国内線
成田空港 1 制限区域外 肉料理 やきすき やんま
1 制限区域内 Japanese Grill & Craft Beer TATSU ×
2 制限区域内 鉄板焼 道頓堀 くり田 ×
3 制限区域外 ぼてぢゅう屋台
羽田空港 3直結 制限区域外 All Day Dining Grande Aile
伊丹空港 中央 制限区域外 大阪エアポートワイナリー -
関西空港 1 制限区域内 ぼてぢゅう 1946 ×
中部空港 1 制限区域内 海膳空膳 ×
1 制限区域外 ぼてぢゅう
2隣接 制限区域外 ザ・パイクブリューイング
  • ※2025年8月6日時点の情報です。
  • ※「出発便から3時間以内の搭乗券」の提示が必須
  • ※到着便での利用は原則不可

飲食代が3,400円以下の場合は無料ということになります。

ですが最近はクレジットカードの改悪で、このレストランの割引優待が使えないクレジットカードのプライオリティパスも増えているんです…。

なぜプライオリティ・パスの改悪が続くのか?

その理由は、プライオリティ・パスの“仕組み”にあります。

プライオリティ・パスは、ラウンジやレストランを1回利用するたびにクレジットカード会社から運営元であるコリンソングループへ数十ドルの利用料が支払われる仕組みです。

本来は「海外旅行の際に空港ラウンジを使う」程度の利用が想定されていたため、クレジットカード会社にとってもそれほど大きな負担ではありませんでした。

しかし2023年頃から、プライオリティ・パスにレストラン割引やリラクゼーション施設での割引優待が追加されてから状況は変わりました。

利用者の爆増により、クレジットカード会社が負担するコストが想定を超えてしまったのです。

さらに、1日に複数のラウンジを巡る「ラウンジホッピング」や、同じ日に何度もレストランを利用する人も少なくありません。

確かにルール違反ではありませんが、カード会社からすれば「想定外の使われ方」だったことは間違いありません。

そのしわ寄せとして、改悪という形でサービス縮小が行われることになりました。

2025年11月の改悪情報

静銀セゾンプラチナ・アメックス・カードのプライオリティ・パスの改悪

  • 年間の利用回数制限がつく

改悪前は無制限で空港ラウンジを無料で利用できましたが、改悪後は年間10回までしか無料で使えません。

11回目以降は都度35米ドルの利用料金が発生します。

家族カードでもプライオリティ・パスを発行できる点、出発3時間以内の搭乗券とプライオリティ・パスの提示でレストラン割引が受けられる点は変更ありません。

改悪の詳しい内容についてはこちら

セゾンゴールド・アメックス・カードのプライオリティ・パスの改悪

  • セゾンカードのゴールドで発行できるプライオリティ・パス(プレステージ)が2025年11月30日(日)に強制終了
  • 終了後はプライオリティ・パス(スタンダード)が無料で発行できるようになる

スタンダード会員だと、ラウンジ利用ごとに利用料金35米ドルがかかってしまうのであまりお得ではないんです…

上位互換であるセゾンプラチナ・ビジネス・アメックス・カードのプライオリティ・パス(プレステージ)は改悪されていないので、改悪を機に切り替えるのがおすすめです。

改悪の詳しい内容についてはこちら

2025年8月の改悪情報

  • プライオリティパス全体の改悪として、日本国内にある空港レストラン・リフレッシュ施設での利用は出発3時間以内の搭乗券を持っている人だけになった

こういったときに不便ですね↓

  • 早めに空港に到着して食事をしてからショッピングを楽しみたい
  • 到着後にレストランでひと息つきたい
  • 長時間の乗り継ぎ便でもフライトの3時間前までは時間をつぶせない

対象になるのは国内のほぼすべての空港のレストラン・リフレッシュ施設です。

これは厳しい改悪ですね…。

私も今まで到着便でレストランを利用していたので、これから不便になるのが悲しいです。

2025年6月の改悪情報

  • プライオリティパス全体の改悪として、成田空港の一部のレストランでの利用は出発3時間以内の搭乗券を持っている人だけになった

3時間以内の出発便に乗る場合のみ今までどおり割引優待を使えます。

対象になるのは以下の4店舗です。

  1. Japanese Grill & Craft Beer TATSU(第1ターミナル)
  2. 肉料理 やきすき やんま(第1ターミナル)
  3. 鉄板焼 道頓堀 くり田(第2ターミナル)
  4. ぼてぢゅう屋台(第3ターミナル)

2025年6月1日から適用です。

この改悪は特定のクレジットカード付帯のプライオリティパスのみの改悪ではなく、プライオリティパス全体の改悪です。

2025年3月の改悪情報

  • UCプラチナカードのプライオリティパスで国内はラウンジのみの利用になる
  • 国外は今まで通りラウンジ、レストラン、リフレッシュ施設が利用できる

2025年4月1日以降から適用となります。

2025年1月の改悪情報

  • ダイナースクラブカードのプライオリティパスで国内はラウンジのみの利用になる
  • 国外は今まで通りラウンジ、レストラン、リフレッシュ施設が利用できる

※企業との提携カード、各種プレミアムカードの会員も含む

2025年4月1日(火)午前2時以降から適用される予定です。

2024年12月の改悪情報

  • 三井住友カードプラチナのプライオリティパスで国内はラウンジのみの利用になる
  • 国外は今まで通りラウンジ、レストラン、リフレッシュ施設が利用できる

2025年4月1日以降から適用される予定です。

2024年11月の改悪情報

  • 楽天カードのプライオリティパスで、ラウンジ以外の施設が利用不可になる

2025年1月2日(木)より国内・海外のレストラン・リラクゼーション・宿泊施設では使えなくなります。

改悪対象のカード

  • 楽天プレミアムカード
  • 楽天ブラックカード

2024年10月の改悪情報

  • JCB、MUFGの一部のクレジットカードのプライオリティパスで、ラウンジ以外の施設が利用不可になる

利用不可になるのは、レストラン・リラクゼーション・宿泊施設です。

  1. JCBカードの改悪適用日:2024年10月31日以降
  2. MUFGカードの改悪適用日:2024年10月1日以降

改悪対象のカード

  • JCBザ・クラス
  • JCBプラチナ
  • JCBゴールド・ザ・プレミア
  • 三菱UFJニコス及びフランチャイジー各社のプラチナ会員

2023年11月の改悪情報

  • 楽天プレミアムカードのプライオリティパスに年間5回までの利用制限がついた

適用日は2025年1月から。それまでは利用回数無制限でした。

改悪対象のカード

2019年8月の改悪情報

  • アメックスカードのプライオリティパスでラウンジ以外の施設が利用不可になる

2019年8月1日から、空港ラウンジのみの利用になりました。

改悪対象のカード

セゾンアメックスなど提携カードは改悪対象外です。

なぜクレジットカードのプライオリティパスは改悪が続くのか?

クレジットカード会社のコスト増加によりサービスの提供が難しくなったと考えられます。

プライオリティパスをユーザーに提供するために、クレジットカード会社はプライオリティパス側に費用を支払っています。

もちろん、みんなが普通に利用する分には問題ないです。

ですが最近はプライオリティパスを使ってラウンジやレストラン割引を何件もはしごして使う利用者が増えてしまったことがコスト増加につながったのかもしれません。

現在、利用制限なしで使えるプライオリティパスが付帯しているクレジットカードは?

カード 年会費 プライオリティパスの内容
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードセゾンプラチナ・ビジネス・アメックス 33,000円(税込)
  1. 種類:プレステージ
  2. 年会費:無料
  3. 同伴者は4,400円(税込)
ラグジュアリーカード ゴールドラグジュアリカードゴールド 220,000円(税込)
  1. 種類:プレステージ
  2. 年会費:無料
  3. 同伴者1名まで無料
JALカード プラチナJALカードプラチナ 34,100円(税込)
  1. 種類:プレステージ
  2. 年会費:無料
  3. 同伴者は2,200円(税込)
エポスプラチナカードエポスプラチナカード 33,000円(税込)
  1. 種類:プレステージ
  2. 年会費:無料
  3. 同伴者は35USドル

おすすめはセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスです。

年会費が33,000円(税込)かかりますが、初年度は年会費無料で持てます。

つまり、1年間は完全無料でプライオリティパスが使えます!

もちろんレストランやトランジットホテルの割引優待も受けられますよ。

最大1.25%のポイント還元が受けられるので、年会費の元も簡単に取れます!

ポイント還元の金額を表にまとめるとこのようになります。

年間50万円利用 6,250円相当
年間100万円利用 12,500円相当
年間200万円利用 25,000円相当
年間300万円利用 37,500円相当
  • ※1永久不滅ポイントを5円相当、1マイルを1円相当のアイテムと交換した場合

ポイント還元で年会費を取り戻せるのはもちろん、ポイント還元がなかったとしてもそのままの状態で年会費を上回る特典があります!

初年度の年会費が無料 33,000円
入会月+3ヵ月間ポイント還元率2% 最大12,000円相当
セゾンプレミアムレストラン by 招待日和が無料 33,000円
プライオリティパス 469米ドルが無料 68,943円※
Tablet Hotels 99米ドルが無料 14,553円※
一休.comダイヤモンド会員になる権利 300,000円相当
クラブコンシェルジュ 入会金が無料 330,000円
クラブコンシェルジュ 年会費が無料 275,000円
個人向けのセゾンプラチナ・アメックス・カードを年会費が無料で持てる 33,000円
合計(※1米ドル=147円で計算) 1,099,496円
メリット一覧

高級ホテル・旅館の割引が受けられるのでまさによく旅行する向けのカードです。

\公式サイトはこちら/

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