クレジットカードの仕組み
カードを見せるだけで買い物ができてしまうのがクレジットカード。
なぜこんなことができるのかというと、クレジットカードの利用者のあなたがクレジットカード会社と「利用した金額は後で支払います」という約束をしているので、カードが使えるようになっているんです。
具体的な仕組みとしては、次のような感じでお金がきちんとあなたからお店に移動していますよ!
【1】 お店で買い物をし、クレジットカードで支払いをする
クレジットカードをお店に見せて、お店は商品を利用者に手渡します。
【2】 カード会社が、お店に代金を払う
クレジットカードを通して利用者が商品を受け取ったことが分かるので、カード会社は利用金額分をお店に渡します。
この時、お店は少額の決済手数料をカード会社に手渡します。(カード会社の儲けになります)
【3】 後日、カード会社に利用した金額をまとめて代金を払う(銀行引き落とし)
クレジットカード利用者は利用金額をまとめてカード会社に支払います。
カード利用者は、財布の中の現金を使わずにお買い物ができる
実際は、“現金がないけどATM行く時間がない”とか、“今月お金ないけどどうしても外せない飲み会がある”とか、そういった時に使う人が多いのではないでしょうか。
ATM使うとATM利用料金が200円くらいとられるので、カード払いにするとATM利用料金を節約できてお得です。
たとえば、3月にクレジットカードを利用した場合
3月12日 | ちょっといいレストランでお食事 |
3月18日 | どうしても外せない飲み会 |
3月22日 | ショッピングモールで友達と買物 |
支払いサイクルを画像にすると、
こんな感じ!
支払日はカード会社によって違いますが、だいたいが翌月26日~翌々月の第1週頃です。
クレジットカードのメリットとデメリットは?
もっとも実感できるメリットは、「現金なしでお買い物」だと思います。
ちょっとしたお買い物で、お財布の中身を気にしながら、「これを買うのはやめておこうかな…」なんて迷わなくても大丈夫!
お釣りのやり取りがないので、お会計がスムーズになるのもメリットです。
ですが、便利なだけにデメリットもありそうですよね。
クレジットカードを使うことでお金の管理能力がアップするのでデメリットと言えるかどうかはわかりませんが…。
デメリットというデメリットは、年会費ぐらいしかないですね。それも今は、年会費無料のカードが増えてますから、ほぼデメリットなし!
ただ、注意点はありますよ!
クレジットカードの注意点
- 利用限度額を超えると決済の際に使用できない
- 支払いを滞納すると個人信用情報に記録される。後に家を買う際などに銀行でお金を借りることができなくなる
利用限度額とは
カード払いができる合計金額の上限です。
たとえば限度額50万円なら、50万円以上つかうと、それ以上のクレジット払いはできません。
引き落とし日にきちんとカード会社に払う(引き落としされる)と、限度額は回復しますよ!
- 限度額50万円のカードに入会する。
- 3月クレカで30万円の買い物をする→限度額:3月に使えるお金残り20万円
- 4月の引き落とし日に、30万円支払う→使えるお金が50万円に復活
個人信用情報とは
あなたの金融サービスの利用実績です。
クレジットカードのほか、キャッシングやローンの利用情報が記録されていきます。
もしカードの支払いを滞納してしまうと、「滞納しましたよ」という記録が残ります。なので、その後のローンやお得なクレジットカードを新しく作る時に審査落ちになる原因になることも…。
- ならば、滞納しないようにカードを使わなければいいと考えるかもしれません。お金を借りるには「金融サービスの利用実績」が必要なので、全くカードなどを利用していない場合はそれが原因でお金を借りることができないということが起こります。
クレジットカードの使いすぎには注意しながら、家を買うときにお金を借りる時に備えて、金融サービスの利用実績を積み重ねていきたいですね!