税金や法人税の支払いでポイントが貯まるクレジットカード比較

所得税や法人税といった国税をクレジットカードで支払えばポイント還元が受けられます

ただし、国税をカード払いすると手数料が0.836%かかるため、やり方を間違うと損します。

このページでクレジットカード研究歴16年の私が損しない得する方法を紹介します。

税金の支払いで得するクレジットカードの条件

  • クレジットカード支払う最大のメリットはポイント還元
  • 納付には0.836%の決済手数料を納付者が負担する必要がある
  • 高還元率のクレジットカードが必要

所得税や法人税は高額なので相当量のポイント還元が受けられます。

例えば、ポイント還元率1.5%のクレジットカードで税金50万円の支払いすると、7,500円相当のポイントが貯まります!現金なら0円です。

決済手数料よりも高いポイント還元率が必要

  • 正確には10,000円を超えるごとに決済手数料が加算される複雑な仕組み
  • 還元率が1%を超えるカードを使う必要がある

わかりにくいので、納付金額に応じた手数料を表にまとめると、

余分にかかる決済手数料
納付税額 決済手数料(税込)
1円~10,000円 83円
10,001円~20,000円 167円
20,001円~30,000円 250円
30,001円~40,000円 334円
40,001円~50,000円 418円
※以降、10,000円を超えるごとに決済手数料83円(税込)が加算されます。

納税金額が1万円を超えるごとに急に83円手数料が急に増える仕組みなので、最小0.83%~最大1.67%余計に費用がかかるということですね。

実際の手数料の一覧

手数料の割合
納付税額 手数料 納付する税金+手数料の合計 手数料の割合
10,000円 83円 10,083円 0.83%
10,001円 167円 10,168円 1.67%
20,000円 167円 20,167円 0.84%
20,001円 250円 20,251円 1.25%
30,000円 250円 30,250円 0.83%
30,001円 334円 30,335円 1.11%
40,000円 334円 40,334円 0.84%
40,001円 418円 40,419円 1.04%

特に10,001円と20,001円付近の税金のカード払いは損なので気をつけてください。納税金額が大きくなればなるほど、0.83%の手数料に近づいていきます

この条件を踏まえて、税金納付におすすめな法人クレジットカードを見ていきましょう

1コスパ最強、ポイント還元率最強のセゾンプラチナビジネス

ポイントとマイルが同時に貯まる業界最強レベル最大1.25%還元
国際ブランド
年会費 ポイント還元率 ポイント名
初年度 2年目~
無料 22,000円(税込) 1.25% 永久不滅ポイント+JALマイル
※年間200万円利用で11,000円(税込)に割引
発行スピード 限度額 ポイント有効期限 ETC年会費
最短3営業日 ~1,200万円 無期限 無料
最大の入会キャンペーン金額
22,000円相当プレゼント
おすすめする理由
  • ポイント還元率が1.25%
  • 税金の支払いでポイント還元率が下がらない
  • カードの利用可能枠が大きい
  • 税金の支払いが年間利用額に加算される
  • 年間200万円利用で年会費が半額の11,000円(税込)になる
  • 年会費をポイント還元で簡単に取り戻せる
  • 年会費は経費計上が可能

法人や個人事業主でなくても個人でも作れます。個人の銀行口座も設定できます。

税金の支払い用としての人気も高いカードで私も実際に使っています!

ポイントとマイルが同時に貯まるモードが超強力

セゾンプラチナビジネスは、ポイント還元率がアップすることができるサービス「セゾンマイルクラブ(無料)」を無料で利用できます。

セゾンマイルクラブ(無料)に登録すると、ポイントとJALマイルがダブルで貯まるように変更されます。

登録方法は簡単、カード裏面の電話番号に電話またはWEBサイトから登録するだけです。

マイルと永久不滅ポイントをすべてAmazonギフト券に交換した場合
 通常の状態 1,000円利用につき1永久不滅ポイントが貯まる 0.5%還元
セゾンマイルクラブに加入(無料) 1,000円利用につき10JALマイルが貯まる  1%還元
2,000円利用につき1永久不滅ポイントが貯まる 0.25%還元
合計の還元率は
  • 1.25%還元(Amazonギフト券交換時)
参考
  • 10,000JALマイル=10,000円のAmazonギフト券
  • 200永久不滅ポイント=1,000円のAmazonギフト券

とにかくポイントがどんどん貯まるカード、というわけですね。

私は事務所の光熱費もカード払いしているのですが、すさまじくマイルが貯まってます。

もしも現金払いをしていたら、この15万マイルは貯まっていなくて0マイルということになります…

12,000マイルは東京大阪の往復航空券と交換できます。15万マイルあればマイルを使って無料で11往復できます。

カード作って、セゾンマイルクラブ(無料)に加入した状態で税金を支払った場合…

セゾンプラチナビジネスを税金の支払いに利用した場合の収支表
支払う税金(A) 手数料(B) もらえるポイント(C) プラスになった金額(D)
  (A)×0.836% (A)×1.25% (C)-(B)
10,000円 83円 126円相当 +43円相当
30,000円 250円 378円相当 +128円相当
50,000円 418円 630円相当 +212円相当
100,000円 836円 1,260円相当 +424円相当
500,000円 4,180円 6,302円相当 +2,122円相当
4,000,000円 33,440円 50,418円相当 +16,978円相当
5,000,000円 41,800円 63,023円相当 +21,223円相当
9,900,000円 82,764円 124,785円相当 +42,021円相当
※セゾンプラチナビジネスの1.25%還元はセゾンマイルクラブ(無料)に加入した場合

こんなにお得に!

お得になる理由は、税金の支払いでポイント還元率が下がらないから

セゾンプラチナビジネスはAMEXカードの一種なんですが、運営元がセゾンカードという日本の会社なのでポイントの計算式が異なります。

本家のAMEXカードの方は還元率が下がってしまいます。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード アメリカンエキスプレス・ビジネス・ゴールドカード 三井住友ビジネスカードfor Ownersゴールド
年会費
初年度無料、翌年以降22,000円(税込)/年間200万円利用で次年度11,000円(税込) 36,300円(税込) 11,000円(税込)
ショッピングでカードを利用
通常通り貯まる
1.25%還元
通常通り貯まる
0.33%還元
通常通り貯まる
0.5%還元
モバイルSuicaへのチャージ
通常通り貯まる
1.25%還元
貯まらない
0%還元
貯まらない
0%還元
年金の支払い
通常通り貯まる
1.25%還元
通常の半分貯まる
0.166%還元
貯まらない
0%還元
自動車税・固定資産税・所得税の支払い
通常通り貯まる
1.25%還元
通常の半分貯まる
0.166%還元
通常通り貯まる
0.5%還元
そのほかのカード払いできる税金の支払い
通常通り貯まる
1.25%還元
通常の半分貯まる
0.166%還元
通常通り貯まる
0.5%還元
光熱費の支払い
通常通り貯まる
1.25%還元
通常の半分貯まる
0.166%還元
通常通り貯まる
0.5%還元
たとえば、年金・自動車税・所得税・その他税金を50万円支払いすると…
6,250円相当のポイントが貯まる(1.25%還元時) 830円相当のポイントが貯まる 2,500円相当のポイントが貯まる
税金50万円の支払いで貯まるポイントの差は
  • 最大で5,420円相当も違ってきます
  • 10年だと約5万円近くの差になってしまいます。
  • つまり、他のカードを使っている場合はセゾンプラチナビジネスに切り替えるだけでお得になるんですね

還元率が異なる項目のまとめ

カード 還元率が異なる項目
本家AMEX系
  1. モバイルSuica、SMART ICOCA、モバイルPASMOのチャージ:0%還元
  2. 税金・所得税:還元率半分
  3. 年金:還元率半分
  4. 光熱費:還元率半分
三井住友系
  1. モバイルSuica、SMART ICOCA、モバイルPASMOのチャージ:0%還元
  2. 年金:0%還元
AIRカード
  1. ETCカードの利用:0%還元
  2. モバイルSuica、SMART ICOCA、モバイルPASMOのチャージ:0%還元
  3. 税金・所得税:0.5%還元
  4. 通信費(携帯、固定):0.5%還元
  5. 光熱費:0.5%還元
セゾンプラチナビジネス
  1. ETCカードの利用:通常通り還元
  2. モバイルSuica、SMART ICOCA、モバイルPASMOのチャージ:通常通り還元
  3. 税金・所得税:通常通り還元
  4. 年金:通常通り還元
  5. 通信費(携帯、固定):通常通り還元
  6. 光熱費:通常通り還元
私の使うセゾンプラチナはスゴイんです

利用可能枠も大きいので高額な支払いでも安心

カードデスクに相談すると利用状況次第で最大800万円~1,200万円ほどにできます。納税での支払いにも十分です。

私のセゾンプラチナビジネスは1200万円の利用可能枠がついています。

税金は高額なためカードの可能利用枠を圧迫してしまいます…。

利用可能枠が低いと、引き落としがかかるまでカードが使えなくなったりと不便なので、十分な枠が必要です。

税金の支払いが年間利用額に加算される

セゾンプラチナビジネスは、年間200万円利用すると翌年の年会費が50%OFFの11,000円(税込)になる珍しい割引特典があります。

税金の支払いは年間200万円の利用枠に含まれるため、税金をカード払いすれば簡単に年会費を50%OFFにできます。

カードデスクに確認済です

他社のプラチナカード(年会費10万円~13万円)と比べても、年会費1万円と圧倒的コスパ◎。

しかも今なら期間限定で初年度の年会費が無料になるキャンペーンを開催中!

初年無料でプラチナカードを持てる大チャンスなので、申し込みするなら今が圧倒的にお得です!

2ポイント還元率は低いが圧倒的知名度!アメックス・ビジネス・ゴールド

経費から出張費まで1枚で、一方還元率が低い0.166%~
国際ブランド
年会費 ポイント還元率 ポイント名
初年度 2年目~
36,300円(税込) 36,300円(税込) 0.166%~1% メンバーシップリワード
発行スピード 限度額 ポイント有効期限 ETC年会費
通常2~3週間 - 3年間 550円(税込)
最大の入会キャンペーン金額
104,300円相当プレゼント
おすすめする理由
  • ポイント還元率が極めて低いが、圧倒的な知名度とステータス
  • デポジット可能なので金額の大きい税金の支払いでも使える

セゾンプラチナビジネスと比較するとお得度はガクンと下がりますが、ステータスの高いクレジットカードがいいという方におすすめです。

デポジットできる

デポジット(前入金)することが可能なアメリカンエキスプレスカード。デポジットに上限金額はありません。税金などの支払いのために1,000万円デポジットすることもできます。

法人税などの金額が大きくなりがちな税金を支払うために企業、個人事業主用としてオススメ!

実際にデポジットすると明細にマイナスの数字として表示され、その金額から消化されていきます。

ただし、デポジットした金額を1ヵ月以内に利用しないと引き落とし先に設定している銀行口座に強制的に返金されます。経理的にややこしいことになって困ります。

デポジットする金額は1ヵ月以内に使い切れる金額にする必要があります。

税金の支払いでポイント還元率が下がってしまう

別途追加年会費メンバーシップリワードプラス3,300円(税込)へ加入すると0.166%還元ではなく、0.5%まで還元率を上げられます。

  1. 本家AMEXカードの納税では200円で1ポイント貯まります
  2. AMEXの1ポイント=1ANAマイルとして交換できます
  3. 200円で1マイル=0.5%還元です
  4. ※年間の交換上限は4万ANAマイル

年間4万マイルまでANAマイルと交換できますが、それ以降の納税では0.5%還元相当のポイントが貯まります。(カードご利⽤後の代⾦に充当の場合)

なので800万円以上税金を払うと、手数料0.83%をさらに下回るのでどんどんマイナスになります。990万円税金を払うと1万円の赤字です。現金払いの方が得です。

アメリカンエキスプレスを税金の支払いに利用した場合の収支表
支払う税金(A) 手数料(B) もらえるポイント(C) プラスになった金額(D)
  (A)×0.836% (A)×0.5% (C)-(B)
10,000円 83円 50円相当 -33円
30,000円 250円 151円相当 -99円
50,000円 418円 252円相当 -166円
100,000円 836円 504円相当 -332円
500,000円 4,180円 2,521円相当 -1,659円
4,000,000円 33,440円 20,167円相当 -13,273円
5,000,000円 41,800円 25,209円相当 -16,591円
9,900,000円 82,764円 49,914円相当 -32,850円

※アメリカンエキスプレスは、別途追加年会費メンバーシップリワードプラス3,300円(税込)へ加入し、ANAマイルと交換する場合。ANAマイルに交換できるのは年間4万マイルまで。
※ANAマイルへの交換には別途追加年会費メンバーシップリワードANAコース5,500円(税込)に加入する必要がある。

上手に使いこなすのが難しいですね…。

維持費が高いのが最大のネック

多機能なクレジットカードではありますが、年会費が36,300円(税込)と高め。

ANAマイルに1%還元で交換するには、[年会費]36,300円+[メンバーシップリワードプラス]3,300円+[ANAコース]5,500円で合計45,100円のコストが年間でかかります…。

3三井住友の安心感!三井住友ビジネスカードfor Ownersゴールド

個人事業主向けの三井住友のゴールドカード
国際ブランド
年会費 ポイント還元率 ポイント名
初年度 2年目~
11,000円(税込) 11,000円(税込) 0.5%~1.00% Vポイント
※マイ・ペイすリボの登録で年会費半額 /WEB明細書サービスのご利用で年会費1,000円割引
発行スピード 限度額 ポイント有効期限 ETC年会費
2~3週間 ~300万円 3年間 550円(税込)
最大の入会キャンペーン金額
21,000円相当プレゼント
おすすめする理由
  • 個人事業主、法人ともに個人審査、登記簿謄本&決算書不要
  • 年会費が安い
  • 三井発行なので、銀行口座とセットで管理できる
  • ポイント有効期限あり、ポイント還元率が低い

誰もが知っている三井住友の法人カードです。

年会費が安く、創業間もない法人代表者や個人事業主でも申し込めるので、ゴールドビジネスカードの中では審査が通りやすいのがメリット。

クレジットカードの年間想定利用金額が小さい方で、コストをかけたくない方におすすめです。

ポイント還元率の低さがネック

ショッピングでカードを利用すると200円(税込)につき1Vポイントもらえます。1Vポイント=1円相当(還元率0.5%)

なので、このカードで税金を支払うと手数料の分だけどんどん損をします…。

三井住友ビジネスカードfor Ownersゴールドを税金の支払いに利用した場合の収支表
支払う税金(A) 手数料(B) もらえるポイント(C) プラスになった金額(D)
  (A)×0.836% (A)×0.5% (C)-(B)
10,000円 83円 50円相当 -33円
30,000円 250円 151円相当 -99円
50,000円 418円 252円相当 -166円
100,000円 836円 504円相当 -332円
500,000円 4,180円 2,521円相当 -1,659円
4,000,000円 33,440円 20,167円相当 -13,273円
5,000,000円 41,800円 25,209円相当 -16,591円
9,900,000円 82,764円 49,914円相当 -32,850円

現金で支払った方がお得です…。

税金のカード払いと現金払いを比較すると

「カード払いでもらえるポイント」から「カード払いの手数料」をマイナスした金額をまとめました。

セゾンプラチナビジネス アメリカンエキスプレス・ビジネス・ゴールド 三井住友ビジネスカード for Owners ゴールドカード
1.25%還元 0.5%還元 0.5%還元
10,000円の税金を支払った場合
+43円相当 -33円相当 -33円相当
30,000円の税金を支払った場合
+128円相当 -99円相当 -99円相当
50,000円の税金を支払った場合
+212円相当 -166円相当 -166円相当
100,000円を支払った場合
+424円相当 -332円相当 -332円相当
500,000円を支払った場合
+2,122円相当 -1,659円相当 -1,659円相当
4,000,000円を支払った場合
+16,978円相当 -13,273円相当 -13,273円相当
5,000,000円を支払った場合
+21,223円相当 -16,591円相当 -16,591円相当
9,900,000円を支払った場合
+42,021円相当 -33,850円相当 -33,850円相当
※セゾンプラチナビジネスの1.25%還元はセゾンマイルクラブ(無料)に加入した場合
※アメリカンエキスプレスは、別途メンバーシップリワードプラス3,300円(税込)へ加入した場合。ANAマイルに交換できるのは年間400万円まで。

この表を見るとセゾンプラチナビジネスの超越した性能に驚きますね。カードをよく使うなら方なら年会費も余裕で返ってくるのがセゾンプラチナビジネスなのです。

当サイトの中の人もセゾンプラチナビジネスを利用しており、遠方に行くときはJALマイルを使って飛行機で行くことで経費を節約しています。

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